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【昭和の名車 65】日産 シルビア(S110型)はターボとRSの投入でスペシャリティからスポーツへと進化

8/23(金) 6:30配信

Webモーターマガジン

日産 シルビア 2000ZSE-X:昭和54年(1979年)3月発売

昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。今回は昭和54年発売の3世代目となる日産 シルビアだ。

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日本車のフルモデルチェンジは、当時は通常4年で行われることが慣例となっていたが、このシルビアは、先代モデル(2代目)の登場からわずか3年5カ月という比較的短い期間で、3代目となるS110型が市場に投入されている。

言うまでもなく、それまでのシルビアが販売面で満足な結果を残すことができなかったことに大きな理由があるのだが、ひと足先にホンダから発表されたプレリュードが、完全なパーソナルカーという独特のセグメントを確立してしまったこともデビューの時期を早めた一因であったはずだ。

シルビアのスタイリングは、直線を基調とした端正なもの。基本的なデザインコンセプトは、当時フォードから発売されていたマスタングIIなどとも強い類似性を示すもので、若干オリジナリティには欠ける印象が強かった。

だが、先代のシルビアがデザイン的にもかなり中途半端な処理だったことを考えると、ユーザーに斬新な印象を与えるには必要十分なスタイリングだったと評価できる。実際に最初に登場した2ドアハードトップクーペのボディは、端正な中にもある種のスポーティな演出を感じるもので、ユーザーの人気も非常に高かった。

53年排出ガス規制に対応するため、エンジンはすべて従来のL型からZ型へと変更されている。実際に搭載されたエンジンは3種類で、最も高性能だったのはZ20E型と呼ばれた1952ccの直列4気筒SOHCで、最高出力は120ps/5600rpm。その下に1770ccのZ18E型(115ps)と、さらにベーシックなシングルキャブレターと組み合わされたZ18型(105ps)が設定されていた。

その後シルビアには、さまざまな高性能ユニットが与えられることになるが、やはりその中でも話題性が高かったのは1981年5月に追加されたターボモデルだろう。シルビアの熟成を進める中で、日産はシルビアにスポーティなイメージをもたせることを最重要視したのだ。

シャシまわりでは、ようやく旧式のリーフ・リジッド式リアサスペンションが廃止されたことが大きな話題だった。そもそも先代のシルビアでもリーフスプリングがそのまま継承されることなどデビュー前には誰も予想していなかったのだから、これは時代には相当遅れた進化と表現するほかなかった。

結果、採用されたサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアが4リンク+コイルという構成だが、基本的にこのサスペンションやフロアパネルはバイオレットからの流用と考えられた。

もちろんシルビアへの流用にあたっては、オフセット コイルスプリングの採用など改良を受けた部分は数多い。ベーシックグレードを除いたほとんどの車種に前後ともスタビライザーが備えられているのも、その証明だ。

ブレーキはフロントがディスク、リアがドラムという構成が基本だが、2Lモデルではリアにもディスクブレーキが備えられていた。

ホイールも従来型より1インチ大径の14インチとなり、その運動性能を飛躍的に高めることに貢献した。2Lモデルでエンジン回転数感応式のパワーステアリングが標準装備されたのも、やはり当時としては大きな話題のひとつだった。

ガゼールはシルビアと共通のメカニズムや装備内容などを持つ完全な双子車種。1990年代以降は徐々にその数を減らしていった日産の双子車だが、ガゼールの名も1986年に日産の車種ラインアップから消滅し、シルビアのみが継続して販売された。

3代目S110型シルビアは、そのスポーティな雰囲気と、ホンダのプレリュードと同様にパーソナルユースに供されるスペシャリティカーという明確な位置づけで、若いユーザーを中心に高い人気を誇った。その後、設定されたターボバージョンなどの人気も絶大なものだった。

日産 シルビア 2000ZSE-X 主要諸元

・全長×全幅×全高:4400×1680×1310mm
・ホイールベース:2400mm
・車両重量:1105kg
・エンジン型式・種類:Z20E型・直4 SOHC
・排気量:1952cc
・最高出力:120ps/5600rpm
・最大トルク:17.0kgm/3600rpm
・トランスミッション:5速MT
・タイヤサイズ:185/70SR14
・車両価格:158万5000円

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最終更新:8/23(金) 6:30
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