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【アル/ヴェルは8割も!?】 HVよりも純ガソリン車が売れている車と事情 4選

8/23(金) 9:30配信

ベストカーWeb

 今や新車市場はハイブリッド車(HV)全盛。

 各メーカーの登録車に占める2019年上半期のHV比率を見ると、トヨタは46.6%、日産は61.3%、ホンダは54.3%とHVを得意とするメーカーではおよそ半数を占めている。

 その一方で、トレンドに逆行するかの如くHVがあるのに純ガソリンエンジン車が好調に売れる車種もある。人気車では例えば、アルファード/ヴェルファイアもそのひとつ。

 なぜ、純ガソリン車の方が売れているのか? その理由を考えたい。ハイブリッドの欠点も浮き彫りにできるだろう。

フィットもガソリン車が過半数!

 まず、フィットはガソリンエンジン比率が高い。コンパクトカーでは価格の安さに選ぶメリットがあるからだ。

 1.3Lエンジン搭載の「13G・Lホンダセンシング」は165万3480円だが、これに相当する「ハイブリッド Lホンダセンシング」は207万9000円だ。装備に多少の違いがあるものの、ハイブリッドは40万円以上高い。

 また、コンパクトカーはガソリンエンジン車でも燃費が良い。

 フィット「13G・Lホンダセンシング」のJC08モード燃費は24.6km/Lで、「ハイブリッド Lホンダセンシング」は34km/Lだ。従って燃料代にもあまり差が付かない。

 ミドルサイズ以上の車種は、全般的に燃料消費量が多く、なおかつハイブリッドとガソリンエンジン車で燃費数値に2倍の開きが生じることもある。これに比べると、コンパクトカーではHVが不利になりやすい。

 HVとガソリンエンジン車の価格差が縮まれば話は変わるが、40万円も差があると、燃料代の差額で価格差を取り戻しにくい。

 HVにはモーター、駆動用電池、制御機能などが加わるから、簡易型のマイルドHVを除くと価格差を縮めるのは難しい。

 そしてコンパクトカーは、主に買い物など日常的な移動に使われ、営業車など一部用途を除くと走行距離が短い。1年間の走行距離が3000~5000kmに収まる車両も多く、HVによる燃料代の節約が進みにくい。

 これらの事情を考えると、コンパクトカーではガソリンエンジンが有利だ。

 しかも今は安全装備が充実して環境性能も向上したから、以前に比べて車の価格が全般的に高まった。

 例えば2001年に発売された初代フィットの価格は、最上級グレード「1.3W」が税抜で126万円だった。現行「13G・Lホンダセンシング」は税抜で153万1000円だから、価格が1.2倍に増えている。

 安全装備の充実などを考えると、現行型の方が断然割安だが、単純に額面だけを見れば現行型が高い。

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最終更新:8/23(金) 18:05
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