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コミケに行く? それとも「ボルタンスキー展」に行く!?

8/23(金) 17:09配信

Pen Online

先日のテレビのニュース番組で放映していた、東京ビッグサイトの周囲を覆い尽くすばかりの入場待ちの大混雑に衝撃を受けました。
マンガ同人誌の販売やコスプレイヤーが集結する「コミックマーケット96」の光景でした。
「どれだけの人が来た??」と思ったら、4日間の来場者がなんと73万人!
会場に入るまで5時間掛かった人もいるようで、人気ブースだとさらに2時間待ちという凄さ(正確な調べではありません)。
それに耐えてでも行きたい魅力があるってことです。
私の専門分野のファッションで置き換えると、最大のイベントはタレントも多数出演する「東京ガールズコレクション」でしょうが、一日だけとはいえ入場者は約3万人。
残念ながらファッションは完敗です……。
(2011年のNYメトロポリタン美術館でのデザイナー、アレキサンダー・マックイーンの回顧展が合計65万人以上を動員したことはありますが)
コミック市場、そりゃそーか、楽しいですよね。
非日常な世界で夢があり、ワクワクさせてくれる。
小難しい理屈が語られず、子供から大人まですっと作品の中に入り込める。
「エンターテインメント強し」です。
えー、今回のお話の主題は、行ってきた「アート展」です。
ただし私には「エンタメ」とも感じられた魅惑の展覧会。
楽しいです。
真夏の暑さや都会暮らしを忘れ、心のにごりがクリーンになっていく涼しい体験。
事前にこの展覧会を紹介する、ロジカルなアート記事を幾つか斜め読みし、
「来場者に思考を要求するメッセージ系かあ。知恵熱出て倒れそう」
と敬遠していました(バカですみません)。
しかし、無料で観られることもあり気軽に足を運んでみたところ、
思いもかけずググッと心を持って行かれました!
現代フランスを代表する(と各記事が口を揃える)、クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会です。

巨匠クリスチャン・ボルタンスキー、日本最大規模の回顧展を見よ。

★ エスパス ルイ・ヴィトン東京 「CHRISTIAN BOLTANSKI - ANIMITAS II」展

「ルイ・ヴィトン 表参道店」のゴージャスな店内に入り、すぐ右にきゅっと曲がりエレベーターで7階へ。
エレベーターから一歩足を踏み出すと、秋の夜のごとく耳に優しい虫の鳴き声が耳に入ってきました。
この時点で「うわ、気持ちいい」なんですが、さらに進むと鼻をくすぐる懐かしい香りが。
そう、枯れ草の匂いが広がっていたのです。
ワクワク気分が高まり薄暗い部屋に入ると、枯れ草が敷き詰められた中に公園のような道がしつらえられ、大きなプロジェクターで森の映像が投影されていました。
スピーカーから流れている音は、風鈴とセミの鳴き声。
日本の夏の屋外に似た世界です。
映像は風鈴をぶら下げたリアルな屋外。
でもこれは映像であり、いわばヴァーチャルな景色。
なのに干し草は本物。
肌が感じるモノと、目が理解しているモノとを、自分の脳が同一の存在と考えようとする不思議な体験です。
さらに素晴らしいのはエスパス ルイ・ヴィトン東京ならではの会場様式で、

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最終更新:8/23(金) 17:09
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2019年 10月01日号

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