ここから本文です

明治大学海野教授がラスベガスで見た民主党候補の弱さと、トランプの強さ

8/23(金) 12:23配信

Wedge

 今回のテーマは、「米民主党候補の集会とトランプ集会はどこがどう違うのか」です。米民主党大統領指名争いを戦っているカマラ・ハリス上院議員(西部カリフォルニア州)は8月3日、西部ネバダ州ヘンダーソンにある小学校で有権者を集めて対話形式のタウンホール・ミーティングを開催しました。ヘンダーソンはラスベガスから南東に車で約20分の位置にあり、退職をした多くの高齢者が住んでいる地域です。

 本稿では、まずハリス上院議員の集会とトランプ集会を比較します。次に、そこから見えてきた同上院議員の問題点とトランプ大統領のアドバンテージについて述べます。そのうえで、同大統領の「ウイニング・ストラティジー(勝利を収める戦略)」について説明します。

ハリスの支持率

ハリス上院議員に関しては、これまでに『「人種カード」の応酬で分断が進んだアメリカ社会』などで紹介をしてきました。ハリス氏は54歳で、カリフォルニア州において初の女性でしかも非白人の司法長官を務めました。

 保守系の米FOXニュースが8月16日に発表した世論調査を見ますと、米民主党大統領候補指名争いにおける各候補の支持率は、ジョー・バイデン前副大統領が31%、エリザべス・ウォーレン上院議員(東部マサチューセッツ州)が20%、バーニー・サンダース上院議員(東部バーモント州)が10%、次いでハリス上院議員が8%になっています。他の候補は支持率が5%以下です。米政治メディア専門の「ポリティコ」などによる世論調査においても、ハリス氏は4位につけています。

 ハリス上院議員は1回目の民主党大統領候補テレビ討論会で、首位を走るバイデン前副大統領を追い込み、最高のパフォーマンスを見せました。2回目の討論会においては、やや精彩に欠けましたが、依然として注目を浴びている候補の一人であることは確かです。

有権者の声

 タウンホール・ミーティングの会場に開始1時間前に到着すると、約30人の有権者が並んでいました。会場は約200名の有権者で埋まり満席になりました。

1/3ページ

最終更新:8/23(金) 12:23
Wedge

記事提供社からのご案内(外部サイト)

月刊Wedge

株式会社ウェッジ

2019年10月号
9月20日発売

定価540円(税込)

■特集 再考「働き方改革」―先進企業が打つ次の一手
■ホルムズ危機が問う安保法制に残された課題
■GSOMIA破棄が示した韓国・文政権の野望

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事

あわせて読みたい