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★文部科学省人事、ノンキャリア抜擢で立て直し(人事消息地獄耳)

8/23(金) 18:07配信

中央公論

 文部科学省の人事で、高卒採用の丸山洋司官房審議官が初等中等教育局長に抜擢された。ノンキャリア職員が文科省の局長に就任するのは初めて。しかも小中学校や高校の教育を所管する重要ポストで、省内から「誰も予想していなかった」と驚きの声が上がった。

 丸山氏は高校卒業後、国家公務員採用初級試験(当時)に合格し、一九八二年に大分医科大学(同)の会計課に配属された。その後、文部省教育助成局財務課など、予算事務を扱う財務畑を歩いてきた。

 周囲が「真面目」と口をそろえる仕事ぶりを買われ、二〇〇五年に大臣官房総務課の課長補佐に就任。障害のある児童生徒の教育を担当する特別支援教育課長や私学助成課長も経験した。一八年に初等中等教育局担当の審議官に起用され、安定した国会答弁で評価を得た。一七年には法政大学大学院を修了している。

 文科省では組織的な天下りや幹部の汚職事件で次官が二代続けて辞任した。丸山氏の抜擢人事は、組織立て直しに向けた決意を内外に示す狙いがありそうだ。

 小中高の教育をめぐっては、新時代に対応する指導体制の抜本改革が議論されている。教員の働き方改革など課題が山積するなか、新局長の手腕が問われる。

(『中央公論』2019年9月号より)

最終更新:8/23(金) 18:07
中央公論

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