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上村アナの先輩は五輪メダル候補。高跳び博士・戸邉直人のオタクな日常

8/23(金) 6:58配信

webスポルティーバ

■スポアナ アスリートレポート■

■TBSの上村彩子(かみむら・さえこ)アナウンサーが現場で取材した大会でのエピソードや舞台裏、インタビューしたアスリートの魅力や意外な一面などを伝えてくれるこの連載。今回のテーマは、走り高跳びの日本記録を13年ぶりに更新した戸邉直人選手(JAL)。筑波大学で研究をしながら、東京五輪で金メダルを狙うアスリートの素顔に迫ります。

『S☆1』などを担当しているTBSの上村彩子アナウンサー

 先日、走り高跳び日本記録保持者の戸邉直人選手のインタビューに行ってきました!

 今年の2月に戸邉直人選手が日本記録を更新した2m35というこの高さ、なかなか想像がつかないと思いますが、電話ボックスくらいの高さと言ったらわかりやすいでしょうか。リオオリンピックだと銅メダル、前回の世界陸上だと金メダル獲得に相当する記録です。

 9月の世界陸上ドーハ、そして来年の東京オリンピックでもメダルの期待がかかる戸邉選手、実は私にとって高校の陸上部の先輩。私が1学年下で、戸邉先輩は当時から高跳びで、私はハードル。種目は違いますが、千葉県にある専修大学松戸高等学校の同じグラウンドで一緒に練習していました。

 戸邉先輩が高校卒業後も大学で高跳びを続けていたことは知っていましたが、2015年の世界陸上出場選手の中に「戸邉直人」の名前を見つけた時、「あの戸邉先輩? 世界陸上に出るの?」と驚きました。

戸邉先輩は、中学でも高跳びで全国優勝をしていた地元では有名な選手で、高校では3年生のときにインターハイと新潟国民体育大会での2冠を達成! 国体では、現日本高校記録の2m23をマーク。私の通っていた高校は、「全国大会に45回連続出場を果たした強豪校」といえるかもしれませんが、戸邉先輩のような全国区の選手から、私のように高校からいきなり陸上を始めるレベルの選手まで、いろんな力の生徒がいる陸上部でした。

 現在身長194cmの戸邉先輩は、当時すでに190cmあって足が速く、高跳びの練習の合間に短距離選手のトレーニングにも参加していました。現在の100mのタイムはなんと10秒90。そのスピードは高跳びの助走に生かされています。

 戸邉先輩は闘志ギラギラ&がむしゃらな陸上部員ではなく、テスト期間で部活が休みの時や自主練の時、ひとり黙々と練習していた姿が印象に残っています。高校時代から自分に足りないものを見つけて、課題を改善する練習メニューを考える能力が秀でていました。自分で考えて、自分で分析をして競技と向き合うアスリートで、その姿勢は今も変わっていません。

「自分で練習メニューを考える時間がすごく好き。筑波大学の陸上部は自分で考えてトレーニングをする。それが自分に合っていると、高校時代に気づいた」と言う戸邉先輩に、走り高跳びの魅力を聞くと、熱く語ってくれました。

「無重力感、浮遊感。それをずっと追い求めている。高く跳べば跳ぶだけ無重力を感じられる。本当にいい跳躍ができると、バーの上で止まっている感覚が味わえる。道具を使わずに自分の足で無重力感を味わえるというのはすごく楽しい」

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最終更新:8/27(火) 21:29
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