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楢﨑智亜、クライミング世界一。 「智亜スキップ」で流れを引き寄せた

8/23(金) 7:37配信

webスポルティーバ

「今年一番の目標だったので、達成できてうれしいですね」

 クライミング世界選手権の最終日、楢﨑智亜が大トリにふさわしい圧巻のパフォーマンスで男子コンバインドに優勝し、ボルダリング単種目と合わせてふたつの金メダルを獲得。大会前に語った「代表権を獲りにいくというより、世界一を狙いたい」という目標を実現させて、充実の表情を浮かべた。

【写真】ボルダリング・ジャパンカップを制した野中生萌

 コンバインド決勝の楢﨑智亜は、最初のスピードで流れを引き寄せた。ベストタイムが楢﨑智亜よりも速い選手がいるのに加え、ほかの日本代表選手たちも自己ベストを縮めている状況に、「油断できない」と気を引き締めて臨んだ。

 トーナメント1回戦で弟・明智に勝利すると、準決勝では6秒159の日本新記録をマーク。ファイナルではスピード種目のスペシャリスト、リシャット・カイブリン(カザフスタン/総合順位3位)に敗れたものの、5秒台を狙うアグレッシブさも見せた。

 1種目を終えた時点での日本勢の順位は、楢﨑智亜=2位、原田海=3位、弟・明智=5位、藤井快(こころ)=6位。好スタートを切った楢﨑智亜は、日本選手の誰しもが得意種目にする次のボルダリングでライバルを一気に突き離した。

「調子がよくて、どの課題も登れる気がしました」と振り返ったが、全3課題をただひとり全完登してボルダリング1位を獲得。リードで6位以下に沈まなければ、東京五輪の日本代表内定という状況で迎えた最終種目のリードでも、完登したヤコブ・シューベルト(オーストリア/総合2位)に次ぐ高度を記録して2位になり、拳を突き上げて歓びを表わした。

「オリンピックでのフォーマットで勝てたので自信になりました。優勝できてホッとしている。本番まで弱点を埋められる時間が増えたのは、自分にとって大きい」

 今大会の楢﨑は、ボルダリングでの強さが圧倒的だった。単種目の決勝4課題では、ほかの5選手が0完登に終わるなか、ただひとり2完登。コンバインド決勝のボルダリングでも、ふたつの課題は楢﨑以外に完登者はいなかった。

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最終更新:8/26(月) 18:28
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