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アメリカで無人トラックによる貨物輸送開始

8/23(金) 14:00配信

WWD JAPAN.com

自動運転トラックを製造する米スタートアップ企業のスタースキー・ロボティクス(STARSKY ROBOTICS以下、スタースキー)は8月8日、インターネットで貨物仲介を行うロードスマート(LOADSMART)と共に、全ての過程において人の介入を一切必要としない無人トラックを貨物輸送のために派遣したと発表した。業界初の完全無人トラックでの輸送テストをフロリダ州にある高速道路の閉鎖された区間で実施。ロードスマートが人工知能(AI)をベースにした価格設定システムと積載マッチング技術を駆使して、予約を受け、値付け、入札した貨物を、スタースキーの自動運転トラックがピックアップし、目的地へと運搬した。

【画像】アメリカで無人トラックによる貨物輸送開始

この画期的な取り組みの鍵となったのは、スタースキーが新たに実用化したアプリケーション間の連携を可能にするためのインターフェース「ハッチ(HUTCH)」だ。「ハッチ」では、提携する貨物仲介業者と主要な荷送人がスタースキーのオペレーションに直接アクセスすることが可能。電話などで問い合わせたり見積もりを取ったりすることなく、同社のトラックの空いた貨物スペース利用を入札することができる。これにより、ロードスマートのプラットフォームとのシームレスな統合が可能になった。

「われわれは送り手から受け手まで自動化された配送・物流サービスを提供するというビジョンを掲げている。その中で自動運転車は重要な役割を果たしている」とリカルド・サルガド(Ricardo Salgado)=ロードスマート最高経営責任者(CEO)。「スタースキーとの協業によって、われわれはサプライチェーンの効率化を可能にする最先端技術を顧客に提供する先進企業へと飛躍できる」と話す。

一方、ステファン・セルツ・アクスマカー(Stefan Seltz-Axmacher)=スタースキーCEOは、「ライドシェアリング・サービスの優位性が初めてトラック輸送にまで適用された」とし、ロードスマートと成し遂げた完全にデジタル化されたプロセスを称賛。「従来のトラック運送会社において、1回分の貨物を積んだそれぞれのトラック派遣にフルタイムの従業員5人が携わっているというのは珍しい話ではない。ロードスマートのようなインターネットを駆使した貨物仲介業者(eブローカー)とタッグを組むことにより、われわれは無人トラックの安全性確保に注力しながらも、バックオフィスでの人の介在を全てなくし、発送プロセスをシームレスに変えることができる。スタースキーの『ハッチ』により、定期的に自動で積載された貨物を自動的に発送できるようになるだろう」と説明する。

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最終更新:8/23(金) 20:00
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