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赤ちゃんの口・歯の病気 口内炎の症状とケア【医師監修】

8/24(土) 14:30配信

たまひよONLINE

口の中の粘膜や唾液は全身の健康とも関係が深く、よく観察すると赤ちゃんの健康状態が見えてきます。赤ちゃんの歯は6~7ヶ月ごろから生え始めます。大切な乳歯を守るために、早い時期に顔から口のまわりのマッサージやタッチでケアの準備を始めましょう。

赤ちゃんの口内炎って?

おっぱいやミルクの飲みが悪くなったり食欲が落ちたら、脱水症状に注意。

口内炎の主な症状

・口の中の斑点や水疱、痛み

口内炎になりやすい月齢・年齢

0歳~

口内炎になりやすい季節

通年(春・夏・秋・冬)

赤ちゃんの口内炎 口内の粘膜の炎症。水疱や潰瘍ができます

口の中の粘膜に炎症が起きた状態。原因は細菌やウイルスなどさまざまですが、体力が落ちているときにかかりやすく、口の中やのど周辺に赤い腫れや水疱が見られます。代表的なものは、症状が口の中だけのアフタ性口内炎と全身症状を伴うヘルペス性口内炎です。

●アフタ性口内炎
粘膜表面が赤くなり、水疱が破れて広がります。ただれの中心は白っぽく、まわりは赤い円形状の潰瘍です。潰瘍は1つだけのときもあれば、複数できることもあり、大きさも直径1mm程度の小さなものから、1cmくらいの大きなものまでさまざまです。まれに、熱が出たり、口のにおいが臭くなることもありますが、通常は1週間程度で治ります。食事や歯磨きなどの刺激で痛み、鋭い痛みのあと鈍い痛みが続きます。

●ヘルペス性口内炎
ヘルペスウイルスの感染が原因です。38~40度の高熱が続き、頸部リンパ節が腫れます。口の中に小さな潰瘍や歯ぐきの腫れを生じ、よだれも多くなります。とても痛がり、刺激による痛みで食事だけでなく水分も飲み込みにくくなります。熱は4~5日で下がりますが、痛みや腫れは7~10日くらい続きます。

赤ちゃんの口内炎 治療&ホームケア

症状が軽ければ、7~10日程度で自然に治ります。症状が重い場合、アフタ性口内炎には塗り薬を、ヘルペス性口内炎には塗り薬や飲み薬、また抗ウイルス薬が処方されることもあります。

食べ物や物理的な刺激によって痛みが強くなるため、赤ちゃんの機嫌は悪くなりがち。おっぱいの飲みも悪くなるため脱水症状に注意し、湯冷ましや麦茶、乳児用イオン飲料などをこまめに与えてください。酸味のあるジュースや炭酸飲料はやめましょう。食事は、かまずに飲み込むことができ、消化がよく刺激の少ない、冷ましたおかゆ・豆腐・とろみ状のものなどを少しずつ食べさせます。どうしても食べないときや高熱が3日以上続き元気のないときは、小児科をあらためて受診してください。

口内炎を発症している間は、歯磨きのときに歯ブラシが潰瘍にあたると痛いので、指で歯ぐきをやさしく保護して磨いたり、歯ブラシの代わりに綿棒やガーゼで歯の表面をふくなどしてください。ヘルペスウイルスは感染力が強く、唾液からほかの子どもにうつります。外出や通園は、症状が消えるまで避けましょう。家族がヘルペスウイルス感染症にかかったときは、食器やタオルなどの共用をやめ、患部に触れた手指はよく洗います。


監修:横田俊一郎 先生
横田小児科医院 院長
東京大学医学部付属病院小児科に入局、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)
小児科部長などを経て、1993年より神奈川県小田原市で開業。外来診療を中心に、ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けています。

▼参照:『最新!赤ちゃんの病気新百科』

※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。

たまひよ ONLINE編集部

最終更新:8/24(土) 14:30
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