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エアコンつけっぱなしは損か得か?メーカーに聞いた節約術

8/24(土) 8:45配信

bizSPA!フレッシュ

室外機のまわりに物を置きすぎない

 しかし例外として、キッチンとリビングが仕切られていないワンルームなどではエアコンがホコリとともに空気中の油分を吸ってしまうことがあるので、その場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯でつけ置き洗いする方法があるという。

 3つ目の工夫は、室外機のまわりに物を置きすぎないということ。

「室外機って、壁との間に隙間をとっていますよね。実は、あの後ろの面から吸い込んだ空気を正面から出してあげているんです。そうしてできた空気の流れに、室内機から送られてきた熱を一緒に乗せて送り出してあげる役割を果たしているんです。ですから、室外機のまわりに物を置いてしまうと、空気を吸い込みづらくなったり、前に風を吐き出しづらくなったりします。結果的に運転の効率が下がってしまうので、消費電力が増加します」

 室外機のあるベランダはゴミの日までのゴミ袋の置き場所に使われたりと、油断すると物がたまりやすい場所だが、少なくとも室外機周辺は物が散らからないように気を付けたい。

 重政氏によると「ダイキンでは上記3点の効果の検証実験を行っていて、上にあげた3つの対策を行うことにより、1日あたり22%前後の消費電力を削減できると実証されている」という。

エアコンつけっぱなしのほうが節約になる?

 一方で、エアコンの「つけっぱなし vs オンオフ」では、どちらが節約になるのだろうかという点もよく議論される話題だ。筆者の身の回りにもつけっぱなし派とオンオフ派がいるが、果たしてどちらが正しいのだろうか。

「以前、弊社で、つけっぱなしかこまめに電源を入れるかで、どちらが節約になるかの実験を行いました。夏場の日中(9:00~18:00)の場合、30分ぐらいの外出だったらエアコンはつけっぱなしのほうが消費電力は少なく、30分以上外出する場合は一回切ってしまったほうが良いという結果が出ました。

 夜(18:00~23:00)の場合は、18分くらいのちょっとした外出ならつけっぱなしでも問題ないですが、それ以上の外出なら切ってしまったほうが消費電力は少ないという結果になりました。ただし、そこまで大きな差はありません」(重政氏)

 つまり、こまめに切るのが節約になるとは限らないわけだ。どうしてこのような実験結果になったのか、重政氏はこう話す。

「エアコンって、運転を始めてから部屋の温度をぐっと下げなきゃいけないってときに一番電力を使うんです。なので、一回部屋が冷えたあとはそれを維持していればいいので、さほど電力を使いません。けれど、電源を切って、また上がった室温を下げるとなると、また頑張って部屋を冷やさなきゃいけなくなるわけです」

 自転車に例えて言えば、漕ぎ出すときが一番大変(消費電力が多い)で、スピードが乗ってきてからはあまり力は必要じゃなくなる(すなわち消費電力は少ない)ということになるようだ。

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最終更新:8/29(木) 18:05
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