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3人きょうだいの2番目は不幸?「真ん中っ子症候群」とは

8/25(日) 11:30配信

クーリエ・ジャポン

長子と末っ子に比べて親の関心が薄れがちな2番目は寂しい思いをして育つといわれるが本当なのか? 心理学者はファミリーカウンセラー、実際の真ん中っ子たちの分析を聞いてみると、意外な結果がみえてきた。

ある日の朝のドタバタのなか、私は1歳1ヵ月の三女を片手で抱きかかえながら、パンケーキを焼いていた。私の隣では、7歳の長女がキャンプの話を長々と語っている。三女が私の眼鏡を取ろうと何度も手を伸ばしてくる。私は使った調理道具をシンクに運びながら、長女のキャンプの話を聞いていることを示すために相槌を打った。

この状況に、3歳の次女は放っておかれたと感じたようだ。夫が洗濯物をたたんでいるリビングルームに走っていったと思ったら、冷蔵庫に一直線に向かってきて、扉にくっつけてあったマグネットをむしり取って床にばらまいた。

共働きの多くの親たちと同じように、夫と私は時間に追われていて余裕がない。3人の娘たちそれぞれのニーズに必死に応えようとしているけれど、なかなかできていないのが正直なところだ。そして家の中は、屈辱的な乱雑さになるかならないかのところで保っている。

親の関心や注目を求める子供の気持ちは、年齢や性格、その日の出来事によって変わることは知っている。しかし、生まれた順番もそれに影響するのだろうか? 私は3歳の娘にしっかり目を向け、真ん中の子供としての立場が彼女にどのような影響を与えているのか考えてみた。

生まれた順番は発達に影響を与える

テネシー州ナッシュビルの臨床児童心理学者で子育てのコーチでもあるコートニー・ボルトンは、育児における日々の課題を乗り越えるためのアドバイスをしている。

「心理学者として、生まれた順番は家族関係における発達に影響を与えると考えています。私自身、4人の子供の母親として言わせてもらえば、真ん中の子供は家族の中で独特の立場にあると思います」とボルトンは指摘する。

しかし、それは必ずしも「ミドルチャイルド・シンドローム(真ん中っ子症候群)」に関する警鐘が正しいという意味ではない。この「症状」の存在については議論が続いており、考えられる影響を耳にしたことがある人もいるだろう。真ん中の子供は皆、生まれた順番のために寂しい思いをし、放っておかれてつらいと感じながら育つ、というものだ。

「ミドルチャイルド・シンドロームに関して私が納得できないのは、単純化しすぎていることと、嫉妬や愛情を強く求めることなど否定的な性質に焦点を当てていることです」とボルトンは話す。

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最終更新:8/25(日) 11:30
クーリエ・ジャポン

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