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【ボクシング】V2の田中恒成が一夜明け会見 「試合中にも迷いがあった」

8/25(日) 18:49配信

ベースボール・マガジン社WEB

 昨日24日、愛知県名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで1位のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)を7回TKOで下し、WBO世界フライ級王座の2度目の防衛に成功したチャンピオン田中恒成(畑中)が25日、名古屋市内のCBCテレビで一夜明け会見。フライ級王座では初めてのKO勝利には満足したものの、内容については反省の弁を繰り返した。

ポイント劣勢の田中恒成。7回、逆転KOで2度目の防衛

「テーマを『スピードと距離』なんて言っていて、そこが全然ダメでした。これがいまのオレの実力です」。田中は自虐的に語りながら苦笑を浮かべた。

 記者として、第三者として見ていても、個々のパートそれぞれでゴンサレスとは大きな開きがあった。「最終的には総合力の戦いになる」と宣言していたとおり、そこで大きく上回っていた。だからこそ、本来持ちうる自由奔放なパフォーマンス、そして「ニューバージョンの田中恒成」を見たかった。

「8月に入って1週間くらい熱を出して減量が遅れた」というコンディショニングの影響なのか、それとも、「相手が遠く感じた」ことで気持ちが急いて、強引に右で捕まえに行ってしまったのか。「潰しに行こうと思えば、いつでも潰せると思う。けれど、それはやりたくない。我慢して“塩試合”の展開を続けたい」と戦前語っていたが、リズム、テンポの悪さはスタートから明らかだった。

「当日になって、コンディションが良くない、スピードが出ないと感じて、入場のときも迷っていた。試合の途中まで『押し潰しに行っちゃおうかどうしようか迷っていた』」と言い、彼の中での最終手段に早々にシフトしていったのだ。

 彼はおそらく、ボディを攻めれば倒せる確信があったはず。だが、そうではなく、もっと幅の広い、引き出しの多い、縦横無尽なボクシングを見せたかったはず。その“自分のプライドとのせめぎ合い”が葛藤と迷いを生んだのだろう。

 オーソドックスがサウスポーに対峙する手段として、“右をリードブローとして使う”かたちがあるが、昨日の田中恒成は、“いきなりの右を強く長く打ち込もう”ということに固執しすぎた。スタンスのベースとして「4:6」、つまり後ろ重心を徹底して作り上げ、このかたちはキープできたが、それが右を打つ際のスムーズさを欠いたかもしれない。右ストレートを打ち込んでいってはときにバランスを崩し、そこを狙い打たれる場面もあった。

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最終更新:8/25(日) 18:49
ベースボール・マガジン社WEB

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