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『SATC』ミスター・ビッグのモデルとなったと噂のロン・ガロッティに迫る

8/25(日) 23:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

『セックス・アンド・ザ・シティ』の著者キャンディス・ブシュネルでさえ、キャリー・ブラッドショーが最終的にミスター・ビッグ(Mr.Big)と結ばれただろうとは思っていない。結局、ブシュネル自身、現実には彼と落ち着かなかったのだから。
元『VOGUE』と『GQ』の発行者ロン・ガロッティが、スクリーン上ではクリス・ノースが演じた、キャリーの長年の恋人で最後は夫になった男性のインスピレーションになったと言われている。本当に彼がミスター・ビッグの陰にいたのかどうかは誰もわからないけれど、そういう憶測が絶えないのは事実。

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いったい、彼はどんな人物で、ブシュネルはどんなところにインスパイアされ、主人公の恋人としては非常に意見の分かれるこの人物を作り上げたのだろう。

バックグラウンド

ガロッティは、NYのブロンクスで酒屋を営むイタリア系ユダヤ人の両親のもとに生まれた。NY郊外のピークスヒルで育ったが、9歳の時に父親が死亡。妹がひとりいたがダウン症で、90年代後期に亡くなった。ガロッティは学業に苦労し、結局は空軍に入って、3年半フィリピンに派遣された。

キャリア

退役すると、母親の友人のひとりが所有していた『Home Sewing News』誌で広告欄を売る仕事を得た。そこで出版の経験を味わい、その後Fawcett(フォーセット)社で働くようになったが、そのうちハースト社に引き抜かれて『Country Living』創刊を手がけることになった。1982年、ガロッティはコンデナスト社にヘッドハントされ、はじめは『Mademoiselle』誌の仕事をしたが、後に『Vanity Fair』誌を復刊させた。その後、コンデナスト社で一番のドル箱『VOGUE』誌と『GQ』誌を担当。最終的には解雇され(理由については正式に説明されていない)、バーモント州に引っ越して静かな生活を送っている。

優雅な生活をエンジョイ

ガロッティは、飛ぶ鳥を落とす勢いの出版社だから許される特権をエンジョイしていた。
「運転手付きの専用車。専用のゴルフ場。時間はすべて仕事のために使っているわけだから、何でも払ってもらえる」と、『New York Magazine』誌に語っている。彼の友人で、当時フェラーリ会長だったルカ・ディ・モンテゼーモロは、ビジネスジェットのファルコン10を迎えに行かせて彼をパリでピックアップし、ボローニャまで運び、待たせておいたヘリコプターでマラネロにあるフェラーリのテストコースに連れて行って、最新のフェラーリを試乗させたことがある、と言われている。

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最終更新:8/26(月) 10:05
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