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皇后雅子さまが選ばれた「グレーのストッキング」とその先にある“解”

8/25(日) 5:30配信

文春オンライン

 令和になって初めての終戦の日、全国戦没者追悼式の中継をNHKで見た。戦後生まれの天皇陛下と皇后雅子さま。どのように「戦争」というものに向き合うのか。同年代のひとりとして、知りたいと思った。

【写真】雅子さまがお召しになった「グレーのストッキング」

 安倍首相の式辞の後、お二人は戦没者を祀るたくさんの菊に向かって歩かれた。正午の時報を合図に1分間の黙祷、そして陛下による「おことば」。その間、テレビ画面はお二人の姿を横、そして後ろからとらえていた。

 それを見て、気づいたことがあった。

 あ、雅子さま、グレーのストッキングをはいていらっしゃる。美智子さまから受け継がれたんだ。

 その日に陛下が述べられた「おことば」と重なった。上皇さまの「おことば」から「深い反省」という言葉を受け継がれた陛下。受け継ぐべきは受け継ぐ。同時に、新しくするところは新しくしていく。そういう姿勢も示された。そんな令和流に触れ、雅子さまへの期待も高まった。きっとこれから、新しい雅子さまを見せてくださる、と。

グレーのストッキングは、上皇后美智子さまの定番

 順を追って、私の思考回路をご説明させていただく。まずは、ストッキングの話から。グレーのストッキングは、上皇后美智子さまの定番だった。どんな服装でも美智子さまは基本、グレーのストッキングを選ばれた。

 私の手元に「女性セブン」2014年11月13日号がある。美智子さまの傘寿を記念した特別増刊号で「 美智子さまの来し方 雅子さまの明日 」とタイトルが付いている。

 表紙を飾っているのが、同年6月に沖縄を訪問された時の美智子さまのお写真だ。スーツと小さな帽子はどちらも白を基調とし、上布と言うのだろうか、沖縄らしい生地がアクセントにあしらわれている。そしてストッキングは、はっきりとグレーとわかる色で写っている。

美智子さまと雅子さまがご一緒の写真

 表紙をめくると、<天皇皇后両陛下「愛と信頼」アルバム>と題したグラビアになる。皇太子さま(当時)と美智子さまのご結婚以来、節目節目のお写真が並んでいる。順を追って見ていくと、はっきりグレーとわかるストッキングのお写真が2点あった。

 最初が1977年7月、浜名湖でのご一家の夏休み。美智子さまはアップリケのついたひざ下丈のスカートにグレーのストッキング、白のハイヒール。次は91年10月、インドネシアで陛下と手を繋がれているお写真。アジア3カ国ご訪問での一コマで、美智子さまはバティックのスカートにグレーのストッキング、同じく白のハイヒール。

 増刊号の最後にもグラビアがあり、こちらのタイトルは「同じ運命を分かち合って」。美智子さまと雅子さまがご一緒の写真が集められていた。グレーのストッキングをはかれた美智子さまのお写真は、4点あった。

 最初が94年5月の東京・明治神宮会館(日本赤十字社の式典)、次が2003年4月の赤坂御苑(春の園遊会)、そして07年5月と12年5月が東京国際空港。欧州歴訪とエリザベス女王即位60年祝賀式典への出席。両陛下ご出発の場面だ。服装の詳述はしないが、美智子さまのストッキングがグレーなのに対し、雅子さまのストッキングはすべてナチュラルベージュだと思われる。

 美智子さまもお若い頃はナチュラルベージュのストッキングをはかれていたし、和装やパンツ姿の写真もあるが、徐々に公私どちらの場面でもグレーのストッキングが増え、皇后になられてからはほぼグレーで通されているようにお見受けした。

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最終更新:8/25(日) 10:36
文春オンライン

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