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ラグビー人気復活へ、「プロ化宣言」で動き始めた大改革

8/25(日) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 『週刊ダイヤモンド』8月31日号の第1特集は、「熱狂!ラグビー ビジネス・人脈・W杯」です。ラグビーワールドカップ(W杯)の日本大会が9月20日に開幕しますが、日本ラグビー界は「協会の不安定な財政」「ファンの高齢化」などさまざまな問題を抱えています。本特集では、清宮プロ化宣言の中身を検証し、ビジネスとの共通点、意外なラグビー人脈まで、最新ラグビー事情を一挙に解説。ルールや注目選手などを紹介した、W杯が100倍楽しくなる観戦ガイドも付いています。

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 「後のことは、森重隆(会長)と清宮(克幸副会長)に託したから」──。

 ラグビー界の重鎮、森喜朗氏は本誌にそう伝えた。同氏は今年の4月、突然、日本ラグビー協会名誉会長の辞任を表明して、同時に執行部の大胆な若返りを求めた。政治家としては毀誉褒貶相半ばする森喜朗氏だが、アジア初のワールドカップ(W杯)を実現させた中心人物であり、ラグビーに対しては真摯だ。

 だが、功労者の森喜朗氏が自国でのW杯開催を前に表舞台から去るほど、ラグビー界は危機に直面している。例えば、社会人による日本ラグビーの最高峰リーグであるトップリーグの昨年の入場者数は、1試合当たり5153人まで減少。深刻なのは、そのうちトップリーグに加盟している各企業によるチケットの買い上げが6割程度含まれていること。実質2000枚程度しかチケットが売れていないのだ。

 チケットが売れないということは、スポンサーの獲得や放映権の交渉にもマイナスとなる。財政基盤が不安定では、日本代表の強化費のほか、選手の育成や競技の普及のための予算も削るしかない。実際、前回のリオデジャネイロ五輪から採用された7人制ラグビーは、男子の場合、トップレベルの大会が国内で開催されていない。

● Jリーグの開幕やW杯の惨敗で ラグビー人気が急降下

 1990年ごろまでは、川淵三郎氏(日本トップリーグ連携機構会長)が「サッカーより人気だった」と認めるくらいの勢いがあったラグビー。学生ラグビーを中心に盛り上がりを見せ、早慶戦や早明戦はプラチナチケット化するほどだった。なぜ人気が急降下したのか。

 一般的にいわれるのは、93年のJリーグの開幕と、95年のW杯でのニュージーランドに対する歴史的大敗だ。ブーム到来で1億円選手が続出するサッカーと、世界的なラグビーのプロ化の流れに取り残され、国際舞台では通用しない日本ラグビー。急速なファン離れが始まったが、その後も大胆な改革案を打ち出せないまま、20年以上も時間だけが過ぎてしまった。

 現場の選手やスタッフは頑張っている。前回のW杯では南アフリカに勝利し、リオ五輪では7人制ラグビーで優勝候補のニュージーランドを撃破。代表の実力はアップしているが、協会のアピール不足もあり、本格的なファン拡大にはつながっていない。

 今回ようやく、自国開催のW杯の直前というギリギリのタイミングでラグビー界が改革に動きだした。特に、協会の森重隆会長、清宮克幸副会長、岩渕健輔専務理事の新しいスリートップは、ラグビー好きならワクワクする顔触れだ。実際、清宮氏は就任後、わずか1カ月で「ラグビープロ化」を打ち出した。

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最終更新:8/25(日) 6:01
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