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お金を増やしたい人が絶対にやってはダメな事

8/25(日) 5:50配信

東洋経済オンライン

多少まとまったお金が入ったとき、それをどこに置いておくかで悩む人は少なくないでしょう。退職金も同じ。しかもいっぺんに受け取ると、金額はまとまったものになります。
さすがに退職金を1度に使い切る人はいないでしょう。そもそも老後の大事な生活資金のはずですし、使う計画だけでなく「上手に運用する計画」もきちんと考えておく必要があります。ここで大きな問題は「その相談を誰にするのか」。相談する人を間違えると地獄を見るので要注意。今回も『50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話』を出版した、人気ファイナンシャルプランナーの山中伸枝氏が退職金について解説します。

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■銀行や証券会社で退職金の相談をしてはいけない

 私がお客様からの相談をお受けするときは大概、銀座のレンタルオフィスで2時間程度、お話を伺いつつ、解決策を提案させていただきます。もちろん初対面ではお客様も緊張と警戒心から、なかなかホンネでお話できないでしょうから、まずは事前にメールでご相談の概要を伺ったうえで、最初のミーティングに臨みます。

 お客様の相談の内容は、ライフプランニング、節約、子どもの教育資金、ご自身の老後資金、資産運用など多岐にわたりますが、私はどこの金融機関にも属さないFP(ファイナンシャルプランナー)なので、お客様に具体的な金融商品をお勧め・販売することはありません。

 FPの資格だけで具体的な金融商品をお客様に推奨すると、逆にそれは法令違反に問われるおそれがあります。「ファイナンシャルプランナーにお金の相談をすると、投資信託や保険商品を売りつけられるのではないか」と思っている人もいらっしゃるようですが、このように本来は誤解です(実際は法令違反をしている人もゼロではないようです)。

 その一方、ことお金の運用に関していえば、銀行や証券会社の窓口で相談することのほうが実は何倍も、何十倍も危険だと私は思います。

 私が相談を受けたお話をもとに例を挙げましょう。Aさんは定年を迎えたばかりの65歳。退職一時金として2000万円を受け取りました。でも、ここで問題発生。2000万円ものお金が普通預金口座に振り込まれたのはいいのですが、これまでそんな大金を手にしたことがないので、どうしたらいいのかわかりません。

 定期預金にしてもこの超低金利ですから、利率は年0.01%。全額を預けて10年運用しても、利息はたったの2万円です。いくら元本安全性が高いといっても、10年で2000万円が2002万円ではお話しになりません。どうしようか悩んでいたところ、退職一時金が振り込まれた銀行から1本の電話がかかってきました。

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最終更新:8/25(日) 8:34
東洋経済オンライン

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