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お金を増やしたい人が絶対にやってはダメな事

8/25(日) 5:50配信

東洋経済オンライン

 まず、定期預金の年7%という利率ですが、これは当初3カ月間だけにしか適用されず、それ以降は通常の定期預金利率になってしまうのです。つまり、年7%といっても、3カ月間の期間収益はその4分の1に相当する1.75%にしかならないのです。

 「それでも普通の定期預金利率は年0.01%なのだから、3カ月間の期間収益が1.75%なら、それでも御の字ではないか」という意見もあるでしょう。でも、このプランにはもうひとつの落とし穴があるのです。問題は、定期預金と抱き合わせで買わされる投資信託です。Aさんが選んだアジア株ファンドの購入手数料は3.24%もあるのです。

■「高い手数料」と「運用リスク」で500万の損

 計算してみましょう。2000万円のうち1000万円を定期預金で運用しました。3カ月間の利率は年7%。3カ月間で実現する利息は17万5000円です。「ん? 悪くないじゃん」という声が聞こえてきそうですが、残り1000万円でアジア株ファンドを購入する際に支払う購入手数料は、1000万円に対して3.24%ですから、実に32万4000円にもなります。

 定期預金で17万5000円の利息が得られたのに、一方で投資信託を買うのに32万4000円もの購入手数料を支払わせられるのです。ちょっと計算すれば、これがいかにバカバカしいプランか、おわかりいただけると思います。

 Aさんの場合、さらに大きな問題を抱えていました。アジア株ファンドの運用成績がガタ落ちになり、1000万円分を購入したのに、今の基準価額で計算したところ、何とほぼ半額の500万円程度にしかならなかったのです。それでも、ファンドによっては持ち続ければいつか回復するという期待も持てたのに、Aさんが買ったファンドは解約が相次いで運用資産がどんどん減り、ついに繰り上げ償還が確定したそうです。つまり、500万円まで目減りした資金が、1000万円まで回復する機会をえられず「強制終了」となり、償還によって現金が手元に戻ってきてしまいます。

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最終更新:8/25(日) 8:34
東洋経済オンライン

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