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「すぐに検索」やめてみる、「ナビ」になるべく頼らない…スマホ認知症を防ぐ10の心得

8/25(日) 8:00配信

デイリー新潮

「スマホ」が危ない! 高齢者と子どもを蝕む「脳の病」(2/2)

 スマートフォンの使用がもたらす脳過労によって、記憶力の低下をはじめ脳に異変を訴える人が続出している。その影響は深刻で、理性を失い日常生活に支障を来たす者までいるのだ。

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 日本精神神経学会認定専門医で成城墨岡クリニック院長の墨岡孝氏によれば、

「5年ほど前から、当院に『スマホ依存』で来られる患者さんが増えています。それまで初診なら月数人くらいだったのが、今では月15人ほどの患者さんが来院します。中高生だと1日8時間以上オンライン上で仲間とチャットをしながらゲームをしてしまい、進級や進学が危うくなって両親が相談に来る方が目立ちますが、最近は中高年も同様のケースでやって来るんです」

 スマホによってSNSやゲームをいつでもどこでも出来るようになり、依存症になる患者が増えたという。

 その実態を墨岡氏が語る。

「スマホゲームにハマったサラリーマンが、銀行のカードローンなどで300万円も課金をして家計が破綻したり、既婚者の男性が、刺激を求めて異性と出会えるマッチングアプリにのめり込んでしまい来院したこともあります。決して皆さんズボラでだらしないというわけでなく、むしろ几帳面で真面目な方なんですが、リアルな世界では友人が少なく自己表現が苦手な人が多い。ストレスの溜まる現実より、バーチャルな世界での繋がりに魅力を感じてしまったのでしょう」

「スマホ亡国論」

 そこで「スマホ依存」の患者には、まず1日のスケジュールを書いて貰い、普段スマホをどれくらい触っているかを自覚させている。

「急に依存から脱することはできませんから、スマホへの接触を減らして貰うところから始め、だいたい治療には4、5カ月かかります。予防にはベッドやトイレなど決まった場所には持ち込まないというルールを作るといい。スマホを見る時間を制限するアプリを使うのもお勧めです」(同)

 確かに、iPhoneなどには設定時間を超えて利用すると、SNSやネットが自動的に使用不能になる機能がある。とはいえ、適切な1日の利用時間の限度、目安というものはあるのだろうか。

 東北大学加齢医学研究所の川島隆太所長に訊くと、

「子どもたちの調査結果と照らし合わせると、学力という観点からは1日1時間の使用がボーダーラインだと思います。我々大人も不必要な時は電源を切っておく。道具として割り切って使える精神力を持てる人が、今後の社会を動かす人材になっていくと思います。他方、スマホに使われるだけの大人は、労働の質が下がる一方で厳しい将来が待っている。スマホの使い過ぎで労働者全体の質が下がれば、スマホ亡国論ではないですが、我が国は崩壊の道をひた走ることになってしまいます」

『「朝ドラ」を観なくなった人は、なぜ認知症になりやすいのか?』(幻冬舎・近日刊)の著者で、おくむらメモリークリニック院長を務める脳神経外科医の奥村歩氏はこんな意見だ。

「いわゆる『スマホ認知症』が悪化してしまった患者さんに、スマホの使用が1日1時間を超えないことを目標に、低用量の抗うつ剤を3カ月服用して貰ったところ、脳の機能が回復しました。そもそもスマホには、お酒やギャンブルと同じく強い依存性があることを認識することが大切です。手っ取り早く薄っぺらい快楽が得られることが問題で、必要以上に使えば中毒になってしまいますから」

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最終更新:8/25(日) 8:00
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