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イニング平均球数わずか「12.39」。奥川恭伸の賢さは甲子園史に残る。

8/25(日) 11:51配信

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 101回目の夏の甲子園が終わった。今季はいろいろと変化の見られた大会だった。投手成績を中心に振り返ろう。

【秘蔵写真】炎天下でも凄い投球と笑顔の星稜・奥川、履正社時代の山田哲人の“てへぺろ”顔、ヤンチャそうな中田翔&森友哉らの大阪桐蔭時代。

 (1)大量得点試合の増加
 過去5年間、15点以上の得点があった試合は以下の通り。

 <2015年>
 1回戦 鹿児島実18-4北海
 2回戦 花咲徳栄15-3三沢商
 <2016年>
 1回戦 東邦19-9北陸
 <2017年>
 1回戦 仙台育英15-3滝川西
 <2018年>
 1回戦 日大三16-3折尾愛真
 <2019年>
 1回戦 仙台育英20-1飯山
 2回戦 敦賀気比19-3国学院久我山
 3回戦 作新学院18-0岡山学芸館
 準々決勝 星稜17-1仙台育英

 今季は大量得点の試合が非常に多かった。通常、大差のつく試合は1回戦で見られることが多いが、今年は準々決勝でも星稜が仙台育英に16点差をつけて勝った。

金属バットの打球が速すぎる、とも。

 今年は8月10日の1回戦、岡山学芸館と広島商の試合で、岡山学芸館の先発、丹羽淳平が広島商の3番・水岡嶺の打球を顔面に受け、病院へ搬送された。

 関係者からは「金属バットの打球が速すぎる」という指摘が出ていた。体格の向上や筋トレの普及もあり、打線のパワーアップが目立つ。上位から下位までパワーヒッティングで、当たりだしたら止まらない打線によって大量得点試合が増えたと考えられる。

過去5年の1試合最多球数は?

 (2)1試合当たりの最多投球数の推移

 以下、過去5年間の個人での1試合最多投球数5傑で、※は左腕。プロ入りした選手も名を連ねている。

 <2015年>
161球 成田翔※(秋田商)3回戦
161球 小笠原慎之介※(東海大相模)決勝戦
153球 比屋根雅也※(興南)準々決勝
149球 光田悠哉※(大阪偕星学園)1回戦
143球 福谷優弥※(鶴岡東)2回戦

 <2016年>
187球 アドゥワ誠(松山聖陵)2回戦
183球 平林弘人(市尼崎)1回戦
177球 堀瑞輝 ※(広島新庄)1回戦
164球 藤本海斗(九州国際大付)1回戦
153球 渡辺悠 ※(尽誠学園)2回戦

 <2017年>
172球 久保田蒼布(藤枝明誠)1回戦
160球 増居翔太※(彦根東)1回戦
150球 山下輝※(木更津総合)1回戦
150球 市川睦※(二松学舎大付)3回戦
148球 碓井涼太(天理)3回戦

 <2018年>
184球 山口直哉(済美)2回戦
179球 西純矢(創志学園)2回戦
176球 木村光(奈良大付)2回戦
164球 吉田輝星(金足農)3回戦
157球 吉田輝星(金足農)1回戦

 <2019年>
170球 高木要※(立命館宇治)2回戦
165球 奥川恭伸(星稜)3回戦
160球 前佑囲斗(津田学園)1回戦
155球 杉戸理斗※(明石商)3回戦
154球 西野知輝※(鳴門)1回戦

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最終更新:8/25(日) 11:51
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