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攻撃的なライブを行うGEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーに見る、混乱をも愛する“優しさ”

8/25(日) 22:00配信

WWD JAPAN.com

聴く人に挑むように、攻撃的とも言えるライブを行うバンドGEZAN。そのボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポー(以下、マヒト)は今年2枚のソロアルバムをリリースし、自身初の小説も発表するなど注目を集めている。また、GEZANが「フジロックフェスティバル’19」に出演した際にはマヒトの衣装を高橋盾「アンダーカバー(UNDERCOVER)」デザイナーが手掛けるなど、他業界からも注目される存在だ。そして9~10月には、GEZAN主催の投げ銭式(無料)の音楽フェス「全感覚祭」を大阪と東京で開催するが、2014年から毎年開催している中で、今年は無謀とも言えるフードフリー(投げ銭式)に挑戦する。彼はなぜ生き急ぐように行動し、そして多くの人を引きつけるのか。既存の社会構造に中指を立てるようなマヒトの鋭い視線の裏には、この世界を生き抜くための“優しさ”がある。

【画像】攻撃的なライブを行うGEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーに見る、混乱をも愛する“優しさ”

WWD:今年はソロアルバムを2枚リリースしているが、制作においてGEZANとはどのような違いがあるのか?

マヒト:ソロはGEZANで走り終わった後に、呼吸を整える時間というか、一人でいるときのため息に近い感覚です。2枚出したのは、単純に曲がいっぱいできたからというのもありますね。

WWD:マヒトさんは平成元年生まれ。2作品を平成が終わるまでにリリースすることは意識したのか?

マヒト:そこまで意識してはいなかったんですが、きっかけにはなりました。きっかけがないと曲があっても表に出せないけど、自分を奮い立たせるためのフックにもなりましたし。でもあまりにも“平成の終わり”が騒がれてたから、途中から言いたくなくなりましたね。“平成最後”って1億回くらい聞きましたもん。

WWD:5月には初の小説「銀河で一番静かな革命」を出版した。小説を書いたきっかけは何だったのか?

マヒト:よくライブに来てくれる作家の吉本ばななさんが自分の言葉を褒めてくれたのもあって、書いてみようかなって。書きためていたこともなかったし、結局完成までに1年半くらいかかりました。でも毎日小説の世界と向き合う時間ができたことは新鮮でしたし、嫌じゃなかったです。普段の自分は朝起きる時間も場所も遊ぶ友だちもバラバラで軸がなくて、自分の生活の中で毎日同じように起きることがほとんどないので。

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最終更新:8/25(日) 22:00
WWD JAPAN.com

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