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15歳コリ・ガウフを筆頭にアメリカの若き果実の躍進に注目 [全米テニス]

8/26(月) 7:30配信

テニスマガジンONLINE

 多くのテニスファン同様、コリ・ガウフ(アメリカ)の父は早咲きの15歳の娘から多くを期待している。

USオープン2019|トーナメント表

 彼女がテニスコートでどのようにラケットを振っているか、コート外でどのように対処しているかを鑑みれば、それは納得できることだとも言える。

「私が大会で優勝したらお祝いをさせてくれるけど、それでも父はそのあとすぐに、『仕事に戻るんだ』って感じなのよ。そして私は、父がどうしてそんなことを言うのか理解しているわ」とガウフは明かした。

「なぜって、それは多くのトーナメントのひとつに過ぎないんですもの」

 ガウフにとって次の挑戦は、月曜日から始まるUSオープンだ。そして彼女は、ウインブルドンで素晴らしい進撃を見せたあとに受けとったワイルドカード(主催者推薦枠)によって本戦に出場する。

 まずガウフはその威信ある大会で、予選を通して本戦に至った史上最年少のプレーヤーとなった。それから彼女は、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を倒して世界をあっと言わせた。

 その次に彼女がやってのけたのは、2017年ウインブルドンで4強入りした実績を持つ選手に対する勝利だった。そのあとにセンターコートで2つのマッチポイントを凌いだ末の逆転劇が続き、彼女は4回戦に進出してウインブルドンで“時の人”となったのだった。

「私と同じように、ウインブルドンで何をしたらいいのかわからないという15歳の女の子がいる」とビーナスの妹セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は後輩たちについて語った。

「それから、何をすればいいかわかっているココ(コリ・ガウフが自ら望んで呼ばれたがっている愛称)のような15歳がいる」

 ウイリアムズ姉妹がグランドスラムのシングルスで合わせて「30」のタイトルを手にテニスシーンから去ったら、アメリカの女子テニスはどうなるのか訝っていた者たちがいる。

 しかし今、楽しみにできることは非常にたくさんあるようなのだ。というのもここ最近飛躍を見せたアメリカ女子テニスの若いプロ選手は、ガウフだけではないのである。

 数日前に父親が急死したためUSオープンを欠場することになったアマンダ・アニシモワ(アメリカ)は先の6月、17歳でフレンチ・オープン準決勝に進出した。

 20歳のソフィア・ケネン(アメリカ)はロラン・ギャロスでセレナを倒し、ハードコートの前哨戦で第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)から金星を挙げた。彼女はまた大坂なおみ(日清食品)の棄権で終わったとはいえ、現世界ランク1位の選手からセットを先取していた。

 そしてガウフと組んで8月にシティ・オープン女子ダブルスで優勝した17歳のキャサリン・マクナリー(アメリカ)は同大会のシングルスでベスト4に進出し、彼女もまたワイルドカードでUSオープン本戦出場権を手に入れた。

 また男子では、ライリー・オペルカ(アメリカ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)、テイラー・フリッツ(アメリカ)という今季飛躍を遂げている21歳のアメリカ人トリオもいる。

 しかしながら今、女子の方がより注目を集めている。そしてマクナリーは、ここ最近起きた若手の台頭が偶然の賜物だとは思っていない。

「ひとりがいい活躍を見せると、それがある意味で他の選手たちの背中を押すのよ。そして彼女たちに、自分たちにも同じ場所に立って同じことができるのだということを示して見せるのだと思うわ」とマクナリーは若手の躍進が目覚ましいアメリカの現状ついて自身の見解を述べた。(C)AP(テニスマガジン )

WASHINGTON, DC - JULY 28: Cori Gauff laughs while hitting balls into the crowd after defeating Hiroko Kuwata of Japan during qualifying for the Citi Open at Rock Creek Tennis Center on July 28, 2019 in Washington, DC. (Photo by Rob Carr/Getty Images)

最終更新:8/26(月) 7:30
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