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背中から学ぶスナック道 ~玉袋筋太郎のスナックミシュラン 東京・中野『カプリコーン』

8/26(月) 8:00配信

GOETHE

全日本スナック連盟の会長である玉袋筋太郎さん(以下玉ちゃん)がスナックを巡り、プロの目線で、ママやお店の評価を下す連載「スナックミシュラン」。日本列島津々浦々、スナックは全国に7万軒もあるというのに「興味はあるけど行ったことがない」なんて人も多いはず……。玉ちゃんが、ママのキャラ、お店の雰囲気、つまみ、歴史、時にはお客さんの質まで、深い愛情を持って★をつけてゆく。第1回の四谷三栄町『チロ』、第2回の荒木町『二枚貝』に続き、第3回は中野にある『カプリコーン』。

今回は、中野にある「カプリコーン」さん。サブカルの街として有名だが、近年は大学のキャンパスができるなど都市開発が進み、観光客も訪れる街となっている。そんな中野で30年以上続く老舗スナックの扉をたたいてみた。

安定銘柄で37年。

大ママ 玉ちゃんに久々に会えて嬉しいねえ。

玉ちゃん お、俺に色目使ったぞ(笑)

歩美ママ いぇーい!玉ちゃん、かんぱーい!

玉ちゃん いやぁ、この中野のこっち側(北口)の飲み屋街ってのはね、戦後の闇市的な空気が残ってるんだよね。この昭和新道はさ、飲んでても飲んでなくてもこの道を歩くだけで酔えるというかね、そういうのがあるよね。ま、俺はちゃんと酔っ払って、転んで顔ズル剥けの血だらけで帰ったんだけどね(笑) 大ママ、そんな中野で何年だっけ?

大ママ 今年で37年目よ。

玉ちゃん 37年!大ママですよ。その大ママ、お母さんの背中を見て育ったお嬢ちゃまがこの方、歩美ちゃんですよ。中野一、おバカなお姉ちゃんって呼んでんだけどね、全然こたえない感じが気持ちいいんですよ。

大ママ そ、だから続いてんのよ。

歩美ママ いや、だって中野から出たことないんだから。17歳のときから手伝ってるからね。当時は本当にバイトね、掃除したりして、もちろんお酒もタバコもなしでね。一時期なんか、バイトが高校生だらけだったもん、時給1,500円なんて他ではななかったからね。

大ママ え、私そんなに払ってた? 景気良かったんだわぁ…

歩美ママ 世の中はバブルが弾けてたけど、ここは弾けてなかったもんね。

大ママ 警察の人とか、役所の人とか、公務員のお客さんが多かったからね。

玉ちゃん お、安定銘柄だね。

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最終更新:8/26(月) 8:00
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