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目からウロコ!「食事中にテレビばかり見る子ども」への意外な対策

8/26(月) 11:01配信

現代ビジネス

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子どもが自立する、イライラしない、育児がラクになる……。こんな嬉しいことが、世界トップ機関の研究にもとづいた「テキトー子育て」で実現すると提唱するのは、幼児教育のプロで、著書『1人でできる子になるテキトー子育て』もある、はせがわわか氏だ。ある調査では、小学生の子を持つ家庭の75%が、夕食中にテレビをつけているそう。この悪習慣を断つための「科学的工夫」を、はせがわ氏に教えてもらった。
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子どもは「食事の初心者」

 2013年にベネッセコーポレーションが行った調査では、小学生を持つ家庭の約75%が、夕食時にテレビを毎日、またはたまにつけていると答えています。そして多くの家庭で「テレビばかり観てないで、食べなさい!」と、お小言が増えているそうです。

 人間はふたつのことに同時に集中することが苦手です。ミシガン大学のデビッド・E・メイヤー教授は「2つのことを同時にしようとすると、集中の切り替えに注意を浪費してしまい、どちらもうまくいかない」と言っています。

 一方で、熟達してルーチン化できるようになると、同時にできるようになります。例えば車の運転初心者は運転中に話しかけられるとパニックになりますが、運転が上達してくると楽しく会話しながらドライブできるようになります。

 それでも、道が複雑で集中が必要な時には「ちょっとだけ静かにして」とお願いしたりもしますよね。

 大人はテレビを観ながら食事することができます。食事をルーチン化できているからです。

 でも食事の初心者である子どもは、テレビを観ながら食事をすることはできません。食事中にテレビをつけると、テレビばかり観てしまって手が止まり、どうしても食事が進まなくなるんです。

 ある実験によると、3歳から5歳の子どもの昼食中にテレビを観せると、昼食の時間の93%は目がテレビにくぎ付けで、食べる量もテレビなしの子に比べてたった半分でした。

 「テレビばっかり観てないでちゃんと食べなさい!」と言われたって、子どもにはなかなかできないんです。もちろん、YouTubeなども同じです。

 ちなみに、食事初心者の子どもでも、食事中に会話はできます。これはミラーニューロンの働きです。会話をしながらでも、目の前で親が食事をするのを見ているので、無意識に真似して食事が進むというわけです。

 さらに、食事中にテレビを観る子どもは、高カロリーな食べ物をよく食べ、野菜や果物をあまり食べないという調査結果もあります。食べるスピードが遅いので、大好きな唐揚げやハンバーグを食べているうちに脳が満腹感を感じてしまい、野菜を残してしまうのです。

 また、テレビを観ながら食べると一口のサイズが大きくなる、十分に咀嚼しないまま飲み込む、などの傾向も見られます。幼児期に身につけるべき「食べる力」が育たないんです。

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最終更新:8/26(月) 11:01
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