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型破り教師が実践「休み時間の全力遊び」が子どもに与える絶大なる効果

8/26(月) 8:35配信

現代ビジネス

 能力よりも興味を育てる授業で評判となり、『情熱大陸』でも取り上げられて話題の塾「探究学舎」(東京都三鷹市)。ここで4月から講師を務めている森田太郎さん(42)は元小学校教師。

型破り教師のもとで子どもたちが猛然と宿題に取り組んだ「感動的手法」

 大学時に紛争直後のボスニア・ヘルツェゴビナでサッカーによる民族融和を目指し少年サッカークラブを立ち上げ、サッカー日本代表のイビチャ・オシム元監督とも親交の深い異色の教育者です。「東京の公立小学校に型破りな先生がいる」と知る人ぞ知る存在でした。

 実は自身が小学生の時は宿題を一切やらなかったという森田さん、教師になって「宿題をさせなければならない立場」になったときにとった手法は「子どもたちが自分から宿題をやる環境づくり」でした。そこにあるのは「子どもが主役」の学びです。

 「子どもが主役」の最たるものは休み時間だと、森田さんは言います。だからこそ、全力で一緒に遊び、子どもたちが全力で遊ぶ時間を大切にするのだと。それによって子どもたちも自ら学ぶのだと。それはどういうことなのでしょうか。

新学期が始まります

 8月の最終週になりました。すでに夏休みが終わり、新学期を迎えた小学校もあるでしょう。始業式の翌日には通常授業が始まります。

 そこで今回は小学校の休み時間について話します。地域や学校によって多少の違いはあるかと思いますが、よくある公立小学校の時間割では、時限ごとの休みは5分で、2時限目と3時限目は20分の「中休み」があります。昼休みも20分で給食の後や掃除の後に遊ぶことができます。

 教員時代、ぼくは子どもたちから、さらには、職場の仲間たちからもこう呼ばれていました。

 「校庭の住人」と。

 なぜなら、中休み、昼休みとなれば誰よりも先に校庭にいるのがぼくで、最後の最後まで全力で遊んでいたからです。冷え込みが厳しい2月でも、休み時間が終わると汗だくで教室に戻って授業をしていたものです。

 休み時間に、ぼくは子どもたちと様々な遊びをしました。鬼ごっこやドッジボールは、ぼくが子どもの頃から変わらない定番メニューです。サッカーとバスケットボールも人気です。

 ただ、ぼくは新しいものが好きなので、いろんな遊びを考えては、子どもたちに流行るかどうか実験してみました。アメリカンフットボール、ハンドボール、ラグビーなどなど、様々な遊びを取り入れて子どもたちにヒットする商品を開発してきました。

 なかでも、「尻尾とり鬼」も大きなムーブメントになりました。コンピューターゲームの戦国合戦編のような趣で、子どもたちが3色くらいのビブスをかぶって3チームに分かれます。毎回最低でも30人で、10人ずつ3チーム。学年全部で百人くらい30人ずつでやることもありました。

 ご存知でない方のためにルールを説明しましょう。布製やビニール紐などでできた尻尾を腰のあたりに着けます。その尻尾を取るか取られるかを競い合い、最後まで生き残ったチームが勝つという実にシンプルなゲームです。

 尻尾をとられると、その場にすぐしゃがまなくてはいけません。要は、「討ち取られた」ことになり、動けなくなります。取った尻尾は戦国時代で言えば「首」ですね。実は、その首は使えるんです。敵から奪った尻尾を、討ち取られて座っている仲間に渡すと生き返り、再び戦いの場に戻ることができます。

 最初は要領を得ないので、子どもたちはぼくが所属するチームにボコボコにされます。子どもたちは、最初のうちは、体力や運動能力で勝負に出ます。なので、なかなか勝てないんです。が、そこに「作戦」を組み込んだ戦略が生まれると勝てるようになり、だんだんと楽しくなります。

 当初は、ぼくがいないとモチベーションが上がらず「先生、早く来て~」と呼んでくれたりするのですが、徐々に自走してドライブしていきます。楽しくて、楽しくて仕方がない。熱中しハマっていきます。そんな姿を遠くからニヤニヤしながら眺めている時間がすごく好きでした。

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最終更新:8/26(月) 8:40
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