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糖尿病、メタボ…医者に「運動しなさい」と言われたらまずやるべきこと

8/26(月) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

● レビュー

 日々の生活ではほとんどできていなくても、やった方がいいことだけは確かなようだ――運動について、多くの人がそう感じているのではないだろうか。

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 地域の体育館に行けば運動教室の生徒募集は常に行われているし、民間のフィットネスクラブも至る所にある。インターネットでも「一緒に体を動かしましょう」という類の募集は簡単に見つけられる。したがって運動する環境を手に入れることは、さほど難しくはないようである。だが、実践に移すことは簡単ではない。

 本書『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』は、運動しなければいけないと感じていたり、医師に「運動しなさい」と言われていたりするのに、実践に映すことができないでいる人にとって、打ってつけの一冊だ。歩くことや寝っ転がる場所さえあればできる手軽なエクササイズが紹介されており、「運動している自分」を明確にイメージさせる工夫がなされているからだ。

 本書はやみくもに「運動レベルを上げましょう」というスタンスではないし、医学的見地から注意した方がいいこと、運動する前にやっておくべきことなども、わかりやすく丁寧に解説されているので、運動習慣がない人や、運動に苦手意識がある人にもおすすめである。糖尿病やメタボリックシンドローム、高血圧だと診断された人はもちろんのこと、その危険がある人や数値が高めで心配な人にも、「予防・改善のために、重い腰をあげて運動に取り組んでみよう」と思わせてくれる一冊だ。

● 本書の要点

 (1)糖尿病、メタボリックシンドローム、高血圧といった生活習慣病の予防・改善のためには、有酸素運動と筋トレを組み合わせるのが理想的だ。
(2)加齢によって筋力は落ち、体重は増える。まずは、ランニングによって筋力と心肺機能を取り戻し、体重を減らそう。
(3)ウォーキングは運動習慣の入り口として最適だが、散歩の延長線上のような歩き方をするのではなく、歩幅と強度を意識することが重要だ。

● 要約本文

 【必読ポイント!】
◆運動が効果的な症状
◇糖尿病

 本書は、運動の必要性を感じていたり、医師から「運動しなさい」と言われたりしていながらも、どうしても一歩が踏み出せないという人のために、取り組みやすく、かつ成果が得られるような運動法を提示するものである。

 本書には、糖尿病、メタボリックシンドローム、高血圧、脂質異常症、肩こり、腰痛、変形性膝関節症、ロコモティブシンドローム、骨粗鬆症、慢性疲労、抑うつ状態などの予防・改善のための運動が紹介されている。要約ではそのうち、糖尿病、メタボリックシンドローム、高血圧、肩こり、腰痛、変形性膝関節症を取り上げる。

 まず、糖尿病は「血糖値が高くなる病気」で、動脈硬化や神経障害、腎症、網膜症など、さまざまな合併症を招く。自覚症状がない上、進行性の病気であるため、予備群であっても何もしないでいるとどんどん悪くなってしまいかねない。

 糖尿病では、投薬や食事療法に加え、運動療法でも治療を行う。糖尿病予備群と診断された人も、血糖値が高めの人も、運動に取り組んで血糖値を下げよう。

 血糖値のピークは食後1時間前後のうちにくるので、可能であれば毎食後、1時間以内に運動を開始するのがいい。特に血糖値を下げてくれるのは、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動だ。運動不足の人であれば、食後20分程度のウォーキングでも十分だろう。

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最終更新:8/26(月) 6:01
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