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ベンツが初の電気自動車「EQC」を投入する意味

8/26(月) 5:50配信

東洋経済オンライン

 7月上旬、メルセデス・ベンツが、日本市場における初の電気自動車(EV)となる「EQC」を発表した(スマートでは、かつてEV導入の実績がある)。

【写真】EQCのバッテリーは車内はどうなっている?

 EQCは、世界的に各自動車メーカーが主力商品と位置付けるSUV(スポーツ多目的車)のEVであり、車体寸法はエンジン車のGLCに近い。日本でも扱いやすい大きさのEVといえる。

 外観の造形は、全体的に丸みがあって、エンジン車のメルセデス・ベンツとはかなり違った印象を与える。空気を切り裂くというより、大気に溶け込むような印象を与える造形だ。

■クルマとの会話をいっそう楽しめる

 室内は、運転席の前に大きな液晶画面が横へ連なるなど、近年のメルセデス・ベンツ各車に通じており、情報通信の時代を実感させる様子となっている。そのうえで、静粛性がより高まるEVであれば、音声認識による機能操作のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)も、より的確さが高まるのではないか。クルマとの会話をいっそう楽しめそうだ。

 さて、利用者が最も気になるであろう走行性能について、一充電走行距離はWLTCモードで400kmである。この数値は、昨今市場投入されるEVの平均的水準だ。ディーゼルターボエンジン車なら1000km走れると思っている人には、物足りないかもしれない。

 だが、ガソリンエンジン自動車を世界で最初に生み出した同社が、EVの導入に際してこの一充電走行距離に落ち着かせた意味は大きい。

 EVは、単にバッテリー積載容量を増やせば一充電走行距離がその分伸びるわけではない。なぜなら、増えたリチウムイオンバッテリーの重量が、消費電力(燃費ならぬ電費)に影響を及ぼすからだ。

 例えば、日産リーフの場合、搭載バッテリー容量に40kWh(キロワット・アワー)と62kWhの2種類がある。40kWhのリーフは車両重量が1510kg(Xグレード)であり、62kWh(同じくXグレード比較)では1670kgと、主にバッテリー重量増分で160kg重くなる。そして一充電走行距離は、40kWhが322km(WLTCモード)であるのに対し、60kWhは458kmだ。

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最終更新:8/26(月) 5:50
東洋経済オンライン

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