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〈広島〉内野再編を受け、求められる小園海斗の急成長

8/30(金) 12:47配信

広島アスリートマガジン

8月28日、田中広輔が広島市内の病院で右膝半月板部分切除手術を行った。今季は入団以降初となる100試合以下の出場(97試合)にとどまり、打率は.193と不調を極めていた。6月20日には15年4月1日から続いていた連続フルイニング出場(歴代6位の635試合)がストップ。今月22日に出場選手登録を抹消され、14年9月以来の二軍降格が決まっていた。

内野手の負傷離脱といえば、近年では東出輝裕(左前十字靭帯断裂)と梵英心(左膝膝蓋骨骨挫傷)が思い浮かぶ。現一軍打撃コーチの東出は、靭帯の再建手術と共に左半月板切除の手術も行なった。

ケガの影響は顕著に現れ、東出と梵は結果的に田中、菊池涼介にポジションを奪われる形となった。田中の場合は部分切除だが、スポーツ選手の生命線ともいえる下肢のケガだけに大事に至らないことを祈るばかりである。

田中の離脱を受け、チーム編成のなかでさらに重要度が増したのが小園海斗だ。高卒1年目ながらスタメン、そしてショートというポジションの重要性を考えれば結果を求められて当然。もはや『まずは一軍の舞台に慣れる』という段階ではない。

プロ1年目から高いハードルを課せられているが、そのような厳しい状況下でも小園は過去の高卒ルーキー1年目と比べても遜色ない結果を出し続けている。現時点(8月29日現在)で41試合に出場している小園は、打点、本塁打では球団歴代の高卒1年目では2位。安打数でも歴代3位の数字をすでにマークしている。打率、出塁率、守備とまだまだ改善点があるにせよ、ルーキーイヤーでこれだけ多くの経験が積めているのは大きな財産だ。

「毎日試合に出てみて、田中広輔さんが一軍で3年もフル出場をされていたことが本当にすごいことだと改めて感じます」

完全復活を目指し、手術を決断した田中。粘りの打撃と堅実な守備で存在感を増している三好匠など、来季に向けても気の抜けない状況は続く。はたして小園は激しいポジション争いに打ち克ち、このままショートの座を奪うことはできるのか。チーム状態に関わらず、選手たちの戦いに終わりはない。

広島アスリートマガジン編集部

最終更新:9/9(月) 10:12
広島アスリートマガジン

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