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Facebookの新しいプライヴァシー保護機能は、広告収入には影響しない?

8/31(土) 15:10配信

WIRED.jp

フェイスブックが、Facebook以外のサイトへの訪問履歴などをターゲティング広告に利用しない設定を可能にする機能を発表した。この新機能「Facebook外のアクティビティ」は広告と個人情報との関連づけを解除するものの、履歴そのものは消去できない点でプライヴァシー保護の決定打にはなりえない。フェイスブックにとっても収益面での影響は限定的になるとみられている。

データを完全にコントロールできるわけではない

フェイスブックは、ユーザーがFacebookを使っていないときでも行動を追跡している。「Facebookピクセル」という広告ツールがネットのあらゆる場所に仕掛けられていて、あなたがネットで何を買ったか、どの政治家に献金したのかといったことまで、すべて確認できる仕組みが構築されていからだ。

フェイスブックはこうして取得したデータをターゲティング広告に利用してきた。このビジネスモデルは巨額の収益を生み出す一方で、個人情報保護の観点からは批判が強まっている。政治家や活動家、専門家などが、データ保護に関してはフェイスブックを信用することはできないと警鐘を鳴らしている。

選挙コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカによる不正の問題が2017年に明らかになってから、フェイスブックはデータ管理におけるユーザーの権限を強化すると言い続けてきた。なかにはFacebook以外のサイトでの履歴を消去できるようなツールを提供するという案も出されていた。

そして1年以上が経ったいま、ようやく具体的な施策が発表された。「Facebook外のアクティビティ」と呼ばれる機能で、まずはアイルランド、韓国、スペインで提供し、向こう数カ月で世界各地に対象を広げていくという。

データを完全にコントロールできるわけではない

Facebook外のアクティビティでは、フェイスブックに行動履歴を提供しているサードパーティーのサイトやアプリを確認できる。そして、MessengerやInstagramを含むアプリやサイトでの閲覧履歴をターゲティング広告に利用しない設定ができるようになる。

フェイスブックで個人情報関連を統括するエリン・イーガンと製品担当デイヴィッド・ベイサーの連名で投稿されたブログ記事には、新しいツールは自社ビジネスに「多少の影響を及ぼすことが予想」されるが、「データに関わる管理を強化することがより重要な課題」だと書かれている。

ただ、自分のデータを完全にコントロールできるわけではない。また、履歴を使わないという設定をしても、それが実際に適用されるまでには最大で48時間かかる。Facebookヘルプセンターのジャングルの奥深くに隠れた該当ページで、いちばん下にある注釈をクリックして展開すると、次のようなただし書きが表示される。

「今後のFacebook外のアクティビティを受け取ってから48時間以内にリンクが解除されます。今後のFacebook外のアクティビティは、リンクが解除されるまでの間、測定およびFacebookの広告システムの改善を目的として使用される可能性があります」

フェイスブックの広報担当者は『WIRED』US版の取材に対し、電子メールで「この48時間の猶予期間については、ユーザーがアクティヴィティの管理にアクセスしたときに通知します」と回答している。これについては、エンジニアリング関連の話題を扱うブログへの投稿のなかでも触れているという。

最終更新:8/31(土) 15:10
WIRED.jp

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