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アヘン戦争からデモ隊まで、香港の激動の歴史を振り返る

9/1(日) 8:40配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

2019年2月~3月

香港政府は、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする初の条例改正案を発表した。だが、改正案は中央政府へ反対する声を黙らせようとするために利用される可能性があり、香港の自治権が脅かされるとの批判が噴出した。数百万人が、平和的なデモ行進に参加した。

2019年6月12日

香港の道路を占拠し、議会へ乗り込もうとするなど激しい抗議デモが起こったため、改正案の審議が延期された。警官隊は催涙ガスやスプレー、ゴム弾で騒ぎの鎮圧を試み、80人が負傷した。中国と香港政府は、衝突を「暴動」と呼んだが、デモ隊はこの言葉を取り消すよう要求した。デモ隊は戦略を変更し、政府の建物や新界の遠隔地で予告なしの抗議活動を始めた。

2019年8月

香港各地でデモが行われ、民主化を求める市民と警官が衝突した。デモ隊は空港を占拠し、政府の建物や観光地、ショッピング街で警官隊とにらみ合った。数百人が逮捕され、中国は武力行使をちらつかせている。デモ隊の要求は、逃亡犯条例改正案の撤廃、警官による暴行の捜査、抗議活動を「暴動」と見なさないこと、逮捕された活動家の釈放、そして民主的な自由だ。要求は今もかなえられず、抗議活動は収束の気配を見せていない。

文=Erin Blakemore/訳=ルーバー荒井ハンナ

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