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「今さらデザイン大修正だと?」マツダの会議は大荒れに

9/2(月) 5:00配信

日経ビジネス

(前回から読む)

 マツダの前田育男さん(常務執行役員・デザイン・ブランドスタイル担当)へのインタビュー、3回目です。

【関連画像】2012年11月に発売された3代目「アテンザ」(写真:マツダ)。その他、各マツダのコンセプトモデルの写真など本記事では多数掲載してますので、こちらからどうぞ。

 2009年前田さんが「近未来に、マツダをブランドとして成立させる。そのためにはブランドとしての様式を確立しなくては」と考えて、用意したのが、ビジョンモデル「SHINARI」と「魂動デザイン」という言葉だった。

 ところが、SHINARIの完成と同じタイミング、2010年の8月に前田さんは「第6世代」の試作車に乗って「ここまでのクルマを我々は造れるようになっていたのか」と驚き、「これだけの実力があるなら、外観も魂動デザイン、SHINARIであるべきだ」と確信した。

 しかし、この時点で第6世代のデザインはすでに確定し、2012年の量産に向けて開発は最終段階に入ろうとしていた――。

編集Y:さて、とはいえ、2012年から出てきたCX-5、そしてアテンザ(3代目)を見ている私たちからすれば、「魂動デザイン」では「ない」アテンザのデザインで開発が進んでいた、ということ自体がもはや信じがたいわけですが。

前田育男マツダ常務(以下、前田):でも、そうだったんです。実は僕がアテンザ(3代目、以下特記なき限り「アテンザ」は3代目アテンザを指す)のチーフデザイナーだったんですから。上にローレンス(フォードから来ていたグローバルデザイン本部長、ローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏)がいて。

編集Y:実はこんな画像を入手しました。

●実は外観は大きく変わらないはずだった

マツダ広報M氏:これは、SHINARIの裏で進められていた、もともとの3代目アテンザのクレイモデルですね。

編集Y:デザインのトップは前田さんに移っていて、でも、まだ「SHINARIショック」を受ける前のもの……ですね?

広報M氏:そうです。

前田:ああ、懐かしい。これはでも、もうだいぶ手が入ってきれいになった時点の写真かな。

編集Y:最初はどんな感じだったんでしょうか。

前田:もっとサイドに線が多い、「NAGARE」調のものでした。

前田:Aピラー(フロントウィンドウを支える柱)の位置も、これよりはもう、ずいぶん前にあって。

編集Y:とすると、力感よりも「フロー」、NAGAREデザインの、流麗さに振った感じの。

前田:(最大市場の)ヨーロッパにフルサイズモデルを持っていって、現地で私とローレンスで確認したりもしているんです。

編集Y:社内の皆さんの感想はどうだったんですか。

前田:「ああ、まあ、そりゃそうなるよね」という感じですね。「2代目のアテンザの進化版だね」と。

編集Y:なるほど。それだと何か困るんでしょうか。

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最終更新:9/2(月) 5:00
日経ビジネス

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