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若返るサルヴァトーレ フェラガモ──ジェームズ・フェラガモ、ヴィジョンを語る

9/8(日) 20:12配信

GQ JAPAN

リスクを恐れないイタリア、フィレンツェの老舗ブランド、 サルヴァトーレ フェラガモにいま注目だ。 メンズとウィメンズの両コレクションがあらたなクリエイティヴ ディレクターのもとでフレッシュに躍動している。 ブランドのあたらしい方向性を牽引する 創業家3代目のジェームズ・フェラガモを直撃した。

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ジェームズ・フェラガモ
サルヴァトーレ フェラガモS.p.A.副社長

1971年11月フィレンツェ生まれ。ニューヨーク大学で国際ビジネスを専攻、MBAを取得。ゴールドマン・サックスなどを経て1998年にフェラガモに入社、メンズとウィメンズのあzシューズおよびレザーグッズ部門責任者などを務めた。双子の兄弟のサルヴァトーレは、ワインなどのライフスタイル・ビジネスを担当している。



マーケットは新しさを欲している」と、明確に答えた。そして、「リスクをとっていく」と。フィレンツェのエレガンスをコア・ヴァリューにしたラグジュアリー・ブランド、サルヴァトーレ フェラガモの創業家3代目の言である。東京・銀座のフェラガモの旗艦店で、ジェームズ・フェラガモと向き合っていた。4月なかばのことだった。

ジェームズは、サルヴァトーレ フェラガモの副社長である。会長はジェームズの父親にして創業家の現当主、フェルッチオ・フェラガモ。いずれ3代目当主として、1927年にフィレンツェに誕生した偉大な老舗ラグジュアリー・ブランドの未来をつくっていくのは、このジェームズにほかならない、ということだ。そのかれが「リスクをとっていく」といっている。

じつのところ、フェラガモは、すでに新時代を走りはじめている。昨年8月に新CEO、ミカエラ・ル・ディヴェレック・レミを、今年2月にクリエイティヴ ディレクターとしてポール・アンドリューをそれぞれ任命し、意欲的な施策を次々と打ち出してきているからだ。ミカエラはケリング・グループに20年間在籍し、フェラガモにジョインする直前までグッチの執行副社長だったラグジュアリー・ビジネスの手練れであり、カルヴァン・クラインやダナ・キャランを経てみずからの女性靴のブランドを立ち上げたポール・アンドリューは、2016年にフェラガモのウィメンズのフットウェア・デザイン・ディレクターに就任してブランドの原点であるウイメンズのシューズに新風を吹き込み、今年2月にメンズもふくむフェラガモ・ブランド全般のクリエイションの責任者に昇格した。フレッシュな戦力がもたらした活力が、いまのフェラガモにはみなぎっている。

「ポールはプロダクトの開発から商品化まで、さらにはプロダクトにとどまらず、フェラガモ・ブランド全体のイメージ、その美学の創造を引っ張っていくでしょう。ミカエラと手を携えてブランドの戦略をあらたに定義し、新しい方向性のもとにフェラガモを2人で前進させていってもらいます」と、ジェームズはいい、さらに、「いま問われているのは、エモーションをつくりだすこと。そのためにはリスクを恐れず、新たな価値を創造することが必須です。とりわけ、われわれのような老舗プランドは、ブランドのDNAを継承しつつも、大胆に革新してリスクをとることが重要です」とつづけた。

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最終更新:9/8(日) 20:12
GQ JAPAN

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