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「ル・ポールのドラァグ・レース」から10年 ドラァグクイーン美の“女王”へ

9/8(日) 21:00配信

WWD JAPAN.com

コントゥアリング、セルフタンニング、そしてハイライト。ドラァグクイーン界は、メイクトレンドを発信し続けてきた。「ル・ポール(Ru Paul)のドラァグ・レース」の初回放送から10年。ドラァグクイーンたちは今、美の“女王”となりつつある。

【画像】「ル・ポールのドラァグ・レース」から10年 ドラァグクイーン美の“女王”へ

「この戦いに勝つには、ドナルド・トランプ(Donald Trump)以上に野心的で、オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)より偉大で、タイラ・バンクス(Tyra Banks)よりセクシーでなきゃダメなの」。

ル・ポールは10年前、自身のリアリティーショー、「ル・ポールのドラァグ・レース」シーズン1の出場者に向けて、こんなエールを贈った。この番組は選ばれたドラァグクイーンたちが「アメリカズ・ネクスト・ドラァグ・スーパースター」の称号をかけて競い合うもの。2009年2月にアメリカのLGBTQ向けのTVチャンネル、Logo TVで放送されて以来、ドラァグ界における文化的なタッチポイントとなり、最新のシーズン11の視聴者数は、各回平均92万6000人に及んだ。10月にはイギリス版が放送予定だ。

“女王”たちのレースにより、世界のトップ・ドラァグクイーンが注目を集めている。同時にネット上ではLGBTQ文化を賛美する現象が広がり、YouTubeでは俳優のカミングアウト動画が何度も再生されている。ドラァグクイーンはニッチなコミュニティー以上の存在となり、ポップカルチャーに大きな影響を与え始めた。「ドラァグ・レース」のエグゼクティブ・プロデューサー、ランディー・バルバート(Randy Barbato)は、ドラァグクイーンを「新たなポップスター」と評する。「最初は映画スター、その後ロックスター、ラッパー、スーパーモデルが現れた。今、ドラァグクイーンは、彼らに匹敵するスターになったんだ」とバルバートは語る。「彼女たちは非常に優れたアーティストだ。ファッション、美容、あるいはコメディなど、多くの分野で人々に訴えかけることができる。視聴者がドラァグ・レースに注目するのは、ワイルドで、奇抜で、おもしろい“何か”が起こっていると考えるから。アーティストと心でつながっていると感じるから、視聴者は番組から目が離せないんだ」。

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最終更新:9/8(日) 21:00
WWD JAPAN.com

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