ここから本文です

「ル・ポールのドラァグ・レース」から10年 ドラァグクイーン美の“女王”へ

9/8(日) 21:00配信

WWD JAPAN.com

ドラァグクイーンたちは、トレンドメイクの源流でもある。コントゥアリングやセルフタンニング、ハイライトといったメイクを、どのユーチューバーよりも、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)よりも早くに取り入れたのは、彼女たちだ。

9月6日に始まったドラァグクイーンの祭典「第3回ル・ポールの“ドラァグコン”NYC」の来場者に美容関係者が多いのも納得だ。「ドラァグコンは、コスメブランドやウィッグ、宝飾品、アクセサリー業界から注目されている」とドラァグ・レースのエグゼクティブ・プロデューサー、フェントン・ベイリー(Fenton Bailey)は話す。「番組の視聴者が増えるに従い、ドラァグコンに参加するブランドが、コルセットなどのマニアックなブランドから、メジャーなブランドへと広がった」という。今回のドラァグコンNYCには「ウェット・アンド・ワイルド(WET‘N’WILD)」などのブランドが出展した。「かつてのドラァグコンは、ドラァグクイーンを見たいというニッチなファン向けだったが、今は美容やアクセサリー、ライフスタイルの大きなイベントになりつつある」との声もある。

ブランドとドラァグクイーンのコラボレーションも活発だ。彼女たちは、誰よりも美容用品を使うのだ。

例えばマリア・バレンシアガ(Mariah Balenciaga)は、フルメイクに少なくとも50種類の製品を使う。とりわけスキンケアとアンチエイジングには、当初から気を使ってきた。「エイジング対策は、若い頃から欠かさなかったわ。パフォーマーは、顔が”売り”だから」とバレンシアガ。「パーフェクトスキンのためにレーザー脱毛やケミカルピーリング、毛穴洗浄もやったわ。おかげでエイジングでは、みんなより先に進んでいるわね」。

キャメロン・マイケルズ(Kameron Michaels)も少なくとも30種類の化粧品を駆使している。顔には4種類のファンデーション。メイクのきっかけは、若い時のひどいニキビという。「ママはコンシーラーを買うために、私を百貨店まで連れていってくれた。ニキビを隠すためにね。男の時は、自分のあごヒゲがお気に入り。ドラァグクイーンになるときだけヒゲを隠してくれる魔法のようなクリームがあったら素敵ね」とマイケルズ。

2/3ページ

最終更新:9/8(日) 21:00
WWD JAPAN.com

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事