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150ccロードスポーツの魅力は、軽さ? 力強さ? 利便性?『HONDA CBR150R ABS』(2019年)

9/9(月) 0:08配信

webオートバイ

キレのいいフットワークと使い勝手に優れたスポーツ

2002年のデビュー以来、生産国のタイでスポーツ指向のライダーから支持されてきたCBR150Rだが、東南アジア圏の市場変化に伴ってインドネシア生産となり、17年型から外装を一新。CBR250RR/1000RRの流れを汲むデザインになった。コミューターとして使われることも多かった従来型とは「まったく違う」と言わんばかりだ。

【写真】HONDA CBR150Rの詳細を見る!

走り出してすぐに感じるのが前後サスペンションのバランスが最適化されたこと。前モデルはタンデムでの安定性を保つためかリアのスプリングが硬めで、ライダーの操作に素早く反応する反面、ギャップ通過時の突き上げの大きさと、深いバンク角での唐突なリアタイヤの滑り出しが気になった。対して新型は、フロントとのバランスが取れて、ブレーキングからフルバンクまでの車体姿勢変化がしっとり自然な動きになり、フルバンク中の安定性も向上。ライダーとの一体感が高いポジションと併せ、スポーツモデルらしいハンドリングに仕上がっている。

ボア×ストロークは57.3mm×57.8mmのスクエアタイプ。全回転域でフラットなパワー特性が与えられているのでズボラな操作でもグズらない。7000~1万回転を保てば125ccよりも明らかに力強く、スロットルワークに忠実に反応するから、車体バランスの良さを活かして小気味よく走れる。市街地走行を意識してか、フロントブレーキの初期制動が甘めなので、食い込み感の高いリプレイスパッドに交換し、スポーツ指向のタイヤに履き替えればサーキットライディングも存分に堪能できるだろう。

150ccという排気量は250cc車と同じ軽二輪に区分されるので高速道路も走れる。6速・100km/hでは約7500回転だから「回っている感」があることは否めないが、ピークトルクの発生回転域だけに追い越し加速でのシフトダウンは不要。テストコースでの最高速はメーター読み140km/h程度だったので高速道路クルージングでも余裕ありとまでは言えないが、都市高速の速度域なら合格点だし、手足がしびれるような振動も耳障りなノイズもないので、カタログスペックから想像するよりも快適。優しい乗り心地と併せ、長距離走行も苦にならない。

ABSモデルの価格は約48万円で、国内仕様CB125Rの約3万円高。秘めたスポーツ性と、高速道路走行OKによる使い勝手を考えればかなり割安だと思う。


SPECIFICATION
全長×全幅×全高 1983×694×1077mm
ホイールベース/車両重量 1309mm/137kg
最低地上高/シート高 NA/787
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量 149cc
ボア×ストローク/圧縮比 57.3×57.8mm/11.3
最高出力/最大トルク NA/NA
燃料供給方式/燃料タンク容量 PGM-FI/12L
キャスター角/トレール量 NA
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 ディスク・ディスク
タイヤサイズ 前・後 100/80-17・130/70-17

太田安治

最終更新:9/9(月) 0:08
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