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ガソリン・エンジン最後の現行ジャガーXJに試乗! 次期型のEVより魅力的だった!?

9/9(月) 20:43配信

GQ JAPAN

ジャガーのサルーン「XJ」の現行最終モデルの特別仕様車「XJ50」に小川フミオが試乗した。次期モデルはEV化が決定されているゆえ、現行モデルは、ガソリン・エンジンを搭載する最後のXJになる。印象はいかに?

【写真を見る】2009年登場でも色褪せぬ魅力とは?

50周年記念モデル

ジャガー「XJ」の50周年を記念した「XJ50」に、XJ登場から51年目を迎えた2019年7月に試乗した。最高出力340psを発揮する3.0リッターV型6気筒ターボ・エンジンを搭載する、パワーとラグジュアリー性を兼ね備えたサルーンだ。

XJ50は「XJプレミアムラグジュアリー」をもとに仕立てられた記念車である。フロントとリアのバンパーは最上級グレード「XJオートバイオグラフィ」とおなじデザインを採用し、ホイールサイズは19インチから20インチへとアップしている。

インテリアも特別で、とくにシート表皮はプレミアムラグジュアリーがソフトグレインタイプの革張りであるのに対し、XJ50はダイヤモンドパターンのキルテッドタイプになる。

同時に、アルミニウム・パーツの表面を保護する加工(アノダイズ加工)を施したシフト・ダイアルやペダル類も、XJ50のための特別装備である。

さらにリア、サイドベント、センターアームレスト、イルミネーション付きトレッドプレートと各所に「XJ50」専用バッジが取り付けられており、50周年記念モデルであることを主張する。

あくまでドライバーズ・サルーン

搭載する2994ccV型6気筒ターボ・エンジンは、低回転域から有効なトルクを発生するためにスーパーチャージャーを搭載し、最高出力は250kW(340馬力)、最大トルクは450Nmを発揮する。

全長5135mmもあり、車重も1.8tに達するボディを太いトルクで加速させるかんじは、コンパクト・カーやスポーツ・カーとは違う気持ちよさだ。アクセルペダルを踏み込んだとき、ごくわずかな時間だけ”タメ”のようなものがあり、そこから加速していく感覚は大型車独特であり、個人的に好きだ。

ボディはアルミニウムが多用され、「セグメントで最軽量」と、ジャガーはうたう。

1.8トンはけっして軽くないけれど、重量配分が適切なのか、ステアリング・ホイールを切ったとき、ノーズが気持ちよく内側に向き、外側の後輪がゆっくり沈みこむかんじは、スポーティですらある。

そもそもXJシリーズは、首相を含む英国の政治家や実業家がローバー「P5」に乗っていたのに対し、自分で運転するのを好む層に向け、企画されたクルマだ。以降、“ドライバーズ・サルーン”というコンセプトを守り続けてきたのが、すばらしい。

エンジン・フィールも、XJ50の魅力である。最大トルクは3600rpmの回転域で発生するが、1500rpmあたりから実用上十分なトルクが盛り上がってくる。中回転域を使うようにすると、アクセルペダルの微妙な踏み込みかげんで速度コントロールが存分に出来て、これもまた気持ちいい。

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最終更新:9/9(月) 20:43
GQ JAPAN

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