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作品をシュレッダーで切り刻む、ストリートアーティスト・バンクシーに迫る入門書が刊行

9/10(火) 12:32配信

KAI-YOU.net

ストリートアーティストのバンクシーさんに迫る『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』が9月10日に刊行された。

【画像】皮肉たっぷり、雪を喜ぶ少年の壁画

素顔を明かさない覆面アーティストとして活動しているバンクシーさんを、ロンドン在住の研究者・吉荒夕記(よしあらゆうき)さんが現地取材して上梓された。

翻訳書を除く日本語でのバンクシー論の刊行は本作が初めて。日本では馴染みの少ないストリートアートが生まれた背景や、作品の理解に欠かせないイギリスの社会問題までを丁寧に解説。多方面からバンクシーに迫った一冊になっている。

自分の絵をシュレッダーでズタズタにしたバンクシー

2018年10月5日にロンドンのオークションハウス「サザビーズ」で、バンクシーさんの作品「風船と少女」が1億5000万円落札された途端、シュレッダーで絵が切り刻まれたいわゆる“シュレッダー事件”。以降、日本でも広く知られるようになった。

『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』の著者である吉荒夕記さんは、ロンドン在住で博物館学を専門にする研究者。ミュージアムを舞台にしたゲリラ展示でバンクシーさんの標的側に立たされたことがきっかけとなり研究を始めた。

本書ではロンドン、ブリストル、パレスチナでの現地取材を通し、世界各地に仕掛けられた“いたずら”や“事件”を追いながら、それらが投げかけるメッセージの真意に迫っていく。

ストリートアートの背景やバンクシーさんが題材にするイギリスの社会問題も丁寧に解説しているため、ストリートアートやイギリスの社会問題を一から知りたい人への入門書としてもおすすめできる一冊だ。

Yuuki Honda

最終更新:9/10(火) 12:32
KAI-YOU.net

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