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あなたの食事に欠けているかも? ミネラル成分が私たちに必要な理由

9/10(火) 21:21配信

ハーパーズ バザー・オンライン

 栄養面での効果といえば、ビタミン類を一番に思い浮かべるだろう。だけど、ビタミンと同じくらい重要で隠れた働きをするミネラル成分についてはどうだろう?
 思うように体を自然に動かし続けるために、微細な量で仕事をする微量ミネラル、必要な化合物のことだ。こうしたミネラル成分は、自信過剰で気を引こうとするビタミンA、C、Dといったビタミン軍団の陰で生きているのだ。

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「ビタミン類やミネラルは、ともに微量栄養素にカテゴライズされていますが、これらの二つの間には明らかな区別があります」と栄養学者のトム・アーヴィング氏は語る。

「ビタミン類は炭素を含む有機化合物で、動植物類に由来するものです。私たちはそれらを消費しなければなりません。なぜなら私たちの体は自然に十分な量のビタミン類を作り出すことはできませんし、またビタミンEやDの場合はまったく作り出すことができないからです」

「一方で、ミネラル成分は生きてない無機物質で、つまりそれらは熱、もしくは調理することで壊されることはありません。マクロミネラルは、より多くの量が必要とされます。典型的には1日100mg以上です。それとは反対に微量ミネラルはとても少ない量、だいたい1日1mg以下ぐらいしか必要とされません」

微量ミネラルは通常、欠乏することはないけれど、乳製品を避けるといった現在の食品トレンドによって欠乏の危険、慢性疲労や認知機能の低下、うつ病の兆候にさらされる可能性がある。

ビタミン類とは違って、必須ではないミネラル成分はない。つまり、あなたはそれらすべてを食事から摂取する必要があるのだ。

「ミネラル成分は、果物や野菜がいつでも最高の摂取源とは限りません」と説明するのは、イギリス・サリー大学で栄養医学を教えているマーガレット・レイマン教授。

鍵となる大事なミネラル成分について知っておこう。

ヨウ素

【栄養上のメリットは?】
オールマイティなミネラルだと考えて。これはずっと前から神経系の発達に重要なだけでなく、健康的な甲状腺機能において重要な役割を果たしている。ヨウ素なしでは、活動性甲状腺ホルモンのトリヨードトロニンは(これはかなりマルチタスクなホルモンで、代謝率、心臓や消化機能、筋肉のコントロール、骨の維持、脳の発達などに関係している)存在できないだろう。

とはいえ、最新のNational Diet and Nutrition Survey(NDNS)(直訳:国民的な食事と栄養に関する調査)によると、女性の15%がヨウ素の基準栄養摂取量を下回っている。この要因の一部は、牛乳のヨウ素含有量のたった2%しかヨウ素が入っていない代替ミルクの人気上昇によるものだ。

【どの食品に入っている?】
白身魚や乳製品。ヴィーガン? ヨウ素の主要源はシーフードから来ているが、必ずしも補給する必要はない。

「ヨウ素の欠乏が気になる場合、食事にヨウ素化塩を振りかけてみてください。体の要求を満たす効果的な方法です」とアーヴィング氏。「これをパンなどの強化食品と一緒に消費してください。そうすればサプリメントはあまり必要ではありません」

【どれくらい摂取するべきか?】
1日0.14mgを目標に。あまり摂りすぎないこと。なぜなら、長期にわたって摂取量が多いと甲状腺の問題を引き起こすからだ。200mlの牛乳には0.05-0.1mg、そして100gのタラには0.19mgのヨウ素が含まれている。もしもサプリメントを摂取したいなら、ヨウ化カリウムやヨウ化ナトリウムが含まれている質の良いマルチビタミン剤をアーヴィング氏はおすすめしている。

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最終更新:9/10(火) 21:21
ハーパーズ バザー・オンライン

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