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【RISE】女王・紅絹への挑戦狙う平岡琴、女子ボクシング世界王者とのスパーで得意の蹴りにパンチをプラス

9/10(火) 22:25配信

ゴング格闘技

2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ・イベントホール『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』にて、第2試合アトム級(-46kg)3分3R延長1RでNJKFミネルヴァ日本アトム級王者・百花(魁塾)と対戦する平岡琴(TRY HARD GYM)。

【写真】代名詞のバックスピンキックを放つ平岡

 優勝候補に挙げられながら、RISE QUEENアトム級王座決定トーナメントでは3月の初戦で那須川梨々の前に敗退。その後は韓国遠征を経て、ボクシングジムでパンチのスキルを磨き、国内での再起に自信をのぞかせる。

 8月30日に行われた記者会見で、平岡は「現チャンピオンの紅絹選手が、判定でしか勝てなかった百花選手をKOしてプレッシャーをかけようと思っています。私は唯一、王座決定トーナメントで紅絹選手と直接対決していないので、KOで勝てば挑戦をアピールする権利があると思うのでKOすることを一番の目標としたい」と、百花をKOして王座挑戦へ名乗りをあげるつもりだと語っている。

■今はもう全然パンチできてもらっても勝てる自信があります

──記者会見は一部の選手を除いて終始和やかムードでした。控室では、対戦相手と会話する人も多かったと聞きます。

「そうですね。試合前に対戦相手と喋ったりすることは今までなかったので、ちょっと珍しい感じだなと思いました」
 
──ただ、その方がいざ試合となったら気持ちが切り替わるのでは?

「あ~っ、どうなんですかね。私は空手家時代から試合前に何があっても影響を受けないタイプで。対戦相手の試合映像を見るようになったのもつい最近のことなんですよ」
 
──意外ですね。

「以前も多少は見ていたけど、オーソドックスかサウスポーかを確認する程度で、研究したりするわけではなかったんです。でも、(TRY HARD GYM会長代行の)HIROYAさんは『ちゃんと研究した方がいい』というタイプなので、お世話になるようになってからちゃんと見るようになりましたね。ただ、最初に見たイメージを大切にしたい。見すぎてしまうと、必要以上に対戦相手が強く見えてしまうこともあると思うので、得意技が何かをチェックするようにしています。逆に『ここが弱点』みたいなところはあまり見ないです」
 
──なぜ?

「基本的に相手は自分の欠点は直してくるじゃないですか」
 
──なるほど。百花選手の印象は?

「パンチがうまいという印象があるけど、私も今ワタナベボクシングジムに通わせてもらっています。(WBA世界女子アトム級暫定王者の)宮尾彩香さんや(元WBO世界女子ミニマム級王者の)江幡佳代子さんとやらせていただいています」
 
──世界チャンピオンと!

「蹴りは誰にも負けない自信があったけど、パンチは『打ち合ったらどうなのか』という不安な部分が常にあったんですよ。でも、いまは『世界チャンピオンとやっているんだから平気』みたいなところがあります。もちろん普通にやられていますけど、日が経つにつれ手応えはどんどん上がってきています。最初は何もできなかったけど、ある程度対応できるようになってきました」
 
──新しい平岡琴が見れそうですね。

「私は空手出身なので、顔面パンチには慣れていないんです。空手とは距離感も違うので、そこを修正するのが大変でした。今までは蹴りたいという思いが強く、パンチで来られたらイヤという気持ちもあったけど、今はもう全然パンチできてもらっても勝てる自信があります(キッパリ)」
 
──初代RISE QUEEN級王座決定トーナメント準決勝の組み合わせが決まった時、「決勝は平岡VS百花」という関係者は結構いました。

「そうなんですか?」
 
──でも、ふたりとも初戦で消えてしまった。

「那須川梨々戦は詰めが甘かったです。技術の部分で劣っていたり、本当に効かされたという技もなかった。でも、行かなければいけない時に行ききれなかったり、ギリギリの接戦を超えていけなかったんです。あとはちょっと冷静さを失っていましたね」
 
──それはまたどうして?

「私、気持ちが強いので、いいのをもらうと『うわっ』となってしまう。相手がパンチで来たら、パンチで倒してやろうという気になってしまって。那須川戦も途中から気持ちだけが先走ってしまい、そこからもう空回りしてしまいました。途中からはセコンドの声も聞こえなかったんですよ」
 
──そうだったんですか。

「冷静な時とかKOする時には異常なほどセコンドの声が入ってくるんですけど、ダメな時には全然入ってこないです」

──今回は大丈夫そう?

「大丈夫です。冷静に自分をコントロールしてやれば問題はないと思います。そこが一番の課題ですね。相手どうこうより自分をどれだけコントロールできるか」
 
──7月13日には韓国に遠征して キム・ヒョンジュを相手に勝利を収めました。

「キックボクサーとしては初めての海外遠征だったので、行ってよかったです。外国人選手と闘うのも初めてだったので不安もあったけど、いい経験になりました。私、海外の方が伸び伸び闘えるかもしれません(笑)。(ジム移籍などがあって)1年間試合間隔が空いたというのもあるので、たくさん試合をしていきたいです。11月の女子だけの興行にも出ると思うし、もしかしたら年内にもう一回韓国でという話もあります」
 
──売れっ子じゃないですか。

「キックを始めた頃からずっと一番になることを目標にやってきました。チャンピオンにならないと何も始まらない。早くチャンピオンベルトを獲らないと。ウフフフッ」

(聞き手・布施鋼治)

最終更新:9/10(火) 22:25
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