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バート・レイノルズが自身を演じた最後の主演作「ラスト・ムービースター」を採点!

9/10(火) 17:00配信

文春オンライン

〈あらすじ〉

ハリウッド映画のアクション俳優として一世を風靡したヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)は、年老いた現在、広大な邸宅に独りで暮らしている。愛犬に先立たれて意気消沈していると、「国際ナッシュビル映画祭」から、彼の主演作の特集上映と特別功労賞贈呈式への招待状が届く。手配された飛行機はエコノミーでホテルは安宿、映画祭の会場はアイリッシュパブという手作りの映画祭に憤慨したヴィックは、泥酔して主催者のダグたちに悪態をつく。ヴィックは翌日の予定をすっぽかし、ダグの妹リル(アリエル・ウィンター)に運転させて、ノックスビルへと向かう。生まれ故郷で思い出の地を訪ね歩くうちに、彼の心境に変化が起きる。

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〈解説〉

2018年9月に逝去したバート・レイノルズが、自身をモデルにした人物を演じた最後の主演作。監督・脚本は『LOOK』のアダム・リフキン。104分。

中野翠(コラムニスト)★★★★★笑いと涙の人情噺をキッチリと。B・レイノルズの個性と老いが生きた。A・ウィンターは巧いが、腹と太腿、目ざわり。

芝山幹郎(翻訳家)★★★☆☆心動く箇所はあるが、B・レイノルズを乗せた小舟が感傷の沼に沈む。この映画で彼の美点や弱点を速断しないでほしい。

斎藤綾子(作家)★★★★☆太い眉毛の爺さんに扮装かと思ったら、バート・レイノルズ本人だった。それがラストうっとりするほどイイ男に。素敵。

森直人(映画評論家)★★★★☆「負け」を引き受けるこの名優に敬服。自虐と悪態が大らかな慈愛に包まれていく。自主映画祭の様子がリアルで泣き笑い!

洞口依子(女優)★★★☆☆ファン心理を突くチャーミングさに頷く。主人公と自らを重ねユーモアたっぷりのレイノルズ。愛溢れるタッチダウン!

INFORMATION

「ラスト・ムービースター」(米)
9月6日(金)より新宿シネマカリテ他全国ロードショー
監督・脚本:アダム・リフキン
出演:バート・レイノルズ、アリエル・ウィンター、クラーク・デューク、エラー・コルトレーン ほか
https://lastmoviestar2019.net-broadway.com/

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年9月12日号

最終更新:9/10(火) 17:00
文春オンライン

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