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名将「落合博満」がロッテのユニフォームを再び着る日は来るか ポスト井口に浮上

9/10(火) 11:01配信

デイリー新潮

 ロッテ・井口資仁監督の“周辺”が落ち着かない。3年契約2年目の今季は、戦力的に恵まれていないなか、Aクラス争いに食らいつく健闘を見せている。だが、球団関係者は、井口監督に一定の評価を与えているものの、その現状には満足していないようだ。

「井口監督は、現役引退の翌年からチームを率いていますが、その経験をうまく活かして、適材適所の采配をふるっている。だが、これ以上を期待するのは酷かもしれない。ロッテを強豪チームに育てるには、もっと良い選手を揃えないといけないからです。そのためには資金もかかる。でも、今のやり方だと、すべてが“頭打ち”なのです」

 どういうことか。前出の球団関係者が続ける。

「ロッテが本拠地とするZOZOマリンスタジアムは、従来の外野フェンスより最大4メートルもせり出した「ホームランラグーン」の新設など、毎年のように増席や改修を行っています。しかし、決して大きくない球場ですので、客席を増やすには限界点に達している。近年は観客動員も右肩あがりでしたが、今年は微減。球団経営の柱は観客動員の増加です。なんとか盛り返さないといけないのですが……」

 ZOZOマリンスタジアムは1990年開場で築30年近くが経過。東京湾の真横にあり、海風を常に受けているため、建物の劣化も激しい。そのため、毎年のように千葉県(土地所有者)や千葉市(建物所有者)からも「新球場建設」の話題が上がっている。

「やはり、最新式でキャパシティーが大きい新球場建設が必要不可欠です。魅力的な新球場は観客動員に直結する。球団収益が伸びればチーム強化もできます。そして新球場とともに目玉となるのが、やはり、ロッテ生え抜きの新監督です」(同)

 井口監督は、もともとダイエーホークスの中心選手だったが、メジャー挑戦を経てロッテに入団した“外様”であり、生え抜きではない。ファンからすると、やはり生え抜きに対する思いは強く、こうした意向をくみ取った球団では、「ポスト井口」として、小宮山悟や黒木知宏、初芝清といったロッテのレジェンドが候補にあがっていた。しかし、3人は「異なる道」を歩んでしまう。小宮山は母校である早大監督に、初芝は社会人のセガサミー監督にそれぞれ就任。そして、黒木は日本ハム投手コーチを経て、解説者に落ち着いている。しばらくはロッテのユニフォームに袖を通すのは考えにくい状況だ。

 もうひとりの生え抜きのレジェンドでは、今季限りで引退を表明している福浦和也がいるが……。

「『ポスト井口』として、福浦を起用することは考えられないでしょう。福浦は、フロントや現場、ファンのすべてに人望が厚い。だからこそ、失敗は許されない。引退後、数年は現場内外での経験、勉強を重ねて、新球場ができる際にその目玉として監督に就任してほしいのです」(前出の球団関係者)

 満を持して、「福浦監督」を迎えるためにも、「ポスト井口」には実力派監督を据えて、チームを強化したい狙いがあるという。そのなかで、球団内部では、次期監督として“ある大物OB”の名前が取り沙汰されている。それが名将・落合博満氏である。

 落合氏は、1978年のドラフト3位でロッテに入団。閑古鳥の鳴く川崎球場で黙々とバットを振り、三冠王を3度獲得した。その後、中日や巨人、日本ハムを渡り歩いたが、それぞれのチームで存在感を発揮。引退後は、中日の監督としてチームを8年間で4度のリーグ優勝、1度の日本一に導いている。

「落合さんなら話題性は十分で、勝利に固執した采配には定評がある。中日時代は『強くても、つまらない野球』と名古屋で揶揄されていましたが、千葉では事情が異なります。もともと野球熱の高い千葉は、強ければ爆発的な人気が生まれる土地柄です。落合さんは、ロッテの球団50年シーズン企画に登場するなど、近年、球団とも良好な関係を築いている。さらに、ロッテは、以前の親会社が毎日新聞社ということもあり、TBS系列やスポーツニッポンなどの毎日系列とのパイプが太い。そこからも『落合プッシュ』が強烈になされているという話もあります。確かに、落合さんはTBS系の番組によく出演していますしね」(ロッテ担当記者)

 落合氏が再びロッテのユニフォームを着て、「オレ流采配」を見せてくれる日が来るのだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2019年9月10日 掲載

新潮社

最終更新:9/10(火) 11:01
デイリー新潮

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