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若手起用とダブスタ問題。 森保ジャパンは「興味深いテスト」ができるか

9/10(火) 7:37配信

webスポルティーバ

思わず本音がこぼれたのは、4年前の記憶を紐解いていた時だった。酒井宏樹(マルセイユ)が苦笑いを浮かべて語った。

【写真】武藤嘉紀、決定的チャンスを逃す

「シンガポール戦で0-0のまま迎えた70分以降のあの雰囲気は、自分たちが招いたとはいえ、二度と味わいたくないですね」

 シンガポール戦とは、満員の埼玉スタジアムで行なわれたロシア・ワールドカップ・アジア2次予選の初戦のことだ。一方的に攻め込みながら、一向にゴールをこじ開けられない、じれったい展開にスタジアムの応援の熱が一層高まっていく。

 ただでさえ初戦の緊張感があるというのに、スタジアム内の押せ押せムードも手伝って攻め急ぎ、なおのことゴールは遠いまま。結果、痛恨のスコアレスドローを演じてしまった。

 その点、今回の2次予選初戦のミャンマー戦はアウェーゲームだから、4年前(に限らず、8年前のザックジャパンも、16年前のジーコジャパンも)のような"ホームのプレッシャー"とは無縁だ。酒井が続ける。

「アウェーのほうが余計なプレッシャーはないかな、と思います。日本でやるほうが、サポーターのみなさんの期待がプラスされますからね」

 とはいえ、もちろん、アウェーゲームならではの困難がつきまとう。長距離移動や気候の変化、不慣れなピッチに、スタジアムの独特な雰囲気......。

 ましてや、今予選で同組なのは、ミャンマー(FIFAランク135位)、タジキスタン(同119位)、キルギス(同95位)、モンゴル(同187位)と、日本(同33位)とは実力差が大きく開いているチームばかり。相手は自分たちのホームだろうが、なりふり構わず引いて守ってくる可能性が少なくない。

 そうした状況で毎回浮上するのが、「引いた相手をどう崩すのか」という問題である。

 個人的に思うのは、引いた相手を攻め崩せなくても、そう目くじらを立てる必要はない、ということだ。

 きれいに崩す必要などなく、ロングシュートでも、セットプレーでも、相手のオウンゴールでも、ゴールはゴール。必要なのは勝ち点3だ。リスクを犯さず、淡々と、粛々と。どんなに不格好でも、勝利をもぎ取りさえすればいい。

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最終更新:9/10(火) 7:37
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