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歯の治療費がなくて瞬間接着剤で…“命もカネ次第”の残酷な医療格差

9/10(火) 8:54配信

週刊SPA!

 一部の富める者だけが甘い汁にありつき、その他大勢が負け組と化す――。上級/下級国民に分断される不幸を生み出し、日本を覆う「新型格差社会」のリアルを追った。

富裕層ご用達、入会金300万の医療サービス

 貧富の格差がもっとも露骨に表れるのは、医療だ。“富める者”が享受する医療サービスの豪華さは目がくらむほどである。

 年商100億円規模のビジネスを展開する実業家の金森重樹さんが読みふけるのは「グランドハイメディック倶楽部」のパンフレット。六本木の東京ミッドタウンにも拠点がある会員制の超高額医療サービスだ。

「入会金は300万円、月会費は5万円ほど。会員は高級ホテルに泊まりながら最先端の機器を使った人間ドックが受けられます。微小なガンや心疾患、脳血管疾患の早期発見の可能性は、普通の人間ドックと比べて雲泥の差があると思います。また、手術が必要な事態になれば名医を紹介してくれる制度もあって、権威へのファストパスのようなものと僕は捉えています。値は張りますが、『地獄の沙汰も金次第』ですね」

 120歳まで生きたい。満面の笑みで語る金森さんは、アンチエイジングにも余念がない。服用しているのは「時間を巻き戻す」効果があるといわれる薬だ。

「メトホルミンといって、老化を防止する作用があります。サプリには相当凝っていて、1か月7万円する成長ホルモンの自己注射も検討中です。僕が目指すのは対症療法ではなく、根治や予防。病気を根元的に防ぐことに価値があるんです」

 メトホルミンは糖尿病治療薬だが、「加齢抑制効果」について米国の複数の研究機関が、一定の効果を発表している。

無保険状態で医師にかかれない人々も

 一方で最低限度の対症療法さえままならない人たちもいる。健康保険料や治療費を支払えないため、そもそも医師にかかれない。

「たとえ体調が悪くても、病院に行けません。昨年、派遣切りにあって手取りが激減。1年以上、健康保険料が支払えず、無保険状態になってしまった。病気になったら全額負担なんて、無理ゲーです」

 現在コールセンター勤務で、年収250万円の飯田亮さん(仮名・39歳)はうなだれる。

 飯田さんのような事例はレアケースではない。厚生労働省の調べによると、国民健康保険料の未納世帯は全国で約290万世帯。全加入者の15%にも上る。

「健康診断も2年以上、受けていません。年齢的にも生活習慣病が心配です」(飯田さん)

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最終更新:9/10(火) 14:04
週刊SPA!

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