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男が、策を弄することなくラグジュアリーな雰囲気を纏える、特別な1着とは

9/10(火) 5:20配信

東京カレンダー

港区には、モードな男たちが多数出没する。

スタイリッシュで、品があり、上質なファッションを纏う『港区モード』な男たち。彼らが街を歩けば、そこにドラマが生まれる。

これまで、「最後の男」、「One day」、「東京男の品格」で港区に住む様々な人の物語を紹介してきたこちら。

先週に続き、今週も「港区モード」のディテールをじっくりとご紹介しよう。

今週の港区モード:「エルメネジルド ゼニアのスーツ」

自社のスーツはもちろん、ありとあらゆるラグジュアリーブランドや有名セレクトショップ、そして一流のテーラーに生地を提供しているエルメネジルド ゼニアは、1910年に北イタリアのトリヴェーロで創業した。

元々はテキスタイルメーカーとして産声をあげた同社は、のちに高級紳士服部門を立ち上げ現在に至るまでの躍進を続けている。

そんなエルメネジルド ゼニアを代表するテキスタイルといえば、1965年に登場した『トロフェオ』だ。

今回、東京ミッドタウン内のフレンチレストランに足を運ぶべく男が選んだスーツにもこの素材が使用されているわけだが、ウール100%ながらみずみずしい光沢と他に類を見ない奥深さが感じられる生地には、うっすらとトレンドのグレンチェック柄が描き出されている。

一朝一夕では手に入らぬ、圧倒的な安定感

上質な光沢感に加え、モダンな味付けがなされたこの生地によって、男は策を弄することなくラグジュアリーな雰囲気とともにさりげなく旬なムードを纏うことができているというわけだ。

そもそもこの『トロフェオ』は、自然な光沢と伸縮性、そして柔らかさを特徴とする。

繊維を並列化して紡績することで、凹凸のないよりクリーンな糸に仕上げているのだが、一般的に原毛が細くなるほど軽さと光沢が増すとされるのがウール素材の特性。

当然ながら、細くなるほどにデリケートになるから、奥深い光沢による生地の美しさと日常使いしやすい安定性とを高次元で共存させるのは、一朝一夕には難しい。

その辺りをうまく仕上げているところに、100年以上の歴史を誇るエルメネジルド ゼニアの実力の一端が垣間見える。

ちなみにスーツは、現存するモデルの中では最も息が長い『ミラノ』型。

これまた同社の定番に位置付けられるラインだ。

エルメネジルド ゼニアを代表する生地と型。これら二つの安心感の共演が、男の魅力をさらなる高みへと押し上げる。

▶Next:9月24日 火曜更新予定
女性を一瞬で魅了する、最新の港区モードをご紹介。

東京カレンダー株式会社

最終更新:9/10(火) 5:20
東京カレンダー

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