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平原綾香、槇原敬之を「人間的にも素晴らしい」と絶賛する理由

9/11(水) 20:50配信

ananweb

音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第6回目に登場するのは、歌だけでなく声優やミュージカルなどでも実力を発揮されているシンガー・平原綾香さん!

願いは口に出してみるもの

2003年にリリースした、ホルストの組曲『惑星』の中の「木星」に日本語詞をつけたデビュー曲「Jupiter」が大ヒット後、デュエット含むシングル32枚、カバーとベスト盤を含む21枚のアルバムを発表してきた平原綾香さん。昨年デビュー15周年を迎え、今年は吹き替え声優やフィギュアスケートをしながらの氷上ミュージカルなどにも挑戦。今回は、8月21日にリリースされたニュー・アルバム『はじめまして』について、お話をうかがいました。

ーー今年はデビュー16年目となりますが、7月には源氏物語の氷上ミュージカル(宮本亜門さん演出・高橋大輔さん主演『氷艶 hyoen2019ー月光かりの如くー』)に出演されて、十二単衣を着ながら演じられたそうですね。新しい挑戦で、猛特訓されたのでしょうか。

そうなんです。ツアーの最中でアルバムの制作もあったので、1か月くらいしか練習できなかったのですが、練習するにつれてどんどん滑ることができるようになるとうれしくて。まさかメダリストの高橋大輔くんや荒川静香さんと一緒に滑る日が来るなんて思っていなかったです。

もともとフィギュアスケートが大好きで、選手のように滑って歌が歌えたら最高なんじゃないかと思っていて、「いつかスケートを滑りながら歌うのが夢です」と19歳のデビューのときから言い続けていたら、今世で叶ってしまいました。だから、願いって口に出してみるものだと思います。
 
ーー高橋さんからはアドバイスをいただいたのですか。

はい。「こうすればうまく滑れるよ」とやり方を教えてくれましたね。

いつでも「はじめまして」の気持ちを持って生活したい

ーーその前の2月に公開されたディズニー映画『メリー・ポピンズ リターンズ』日本版では吹き替えを担当されて、そのときにエンドソングだった「幸せのありか」が、ニュー・アルバムに収録されていますね。

はい。アルバムを作って収録してみると、一段とまた曲の良さが引き立つというか。以前震災や災害があったときに、励ましたいと思っても、どうやって曲を作っていいかわからないときがあったんです。でもこの曲は「がんばれ」とか「信じて」も言わないし、すごい角度から歌詞を紡いでいる曲ですが、それでも応援する気持ちは伝わることがわかりました。すごくいい曲です。

ーーアルバムのタイトルは『はじめまして』ですが、どのような思いでつけられたのですか。

15年間歌ってきて今年16年目で「はじめまして」とつけたのは、タイトル通り、今回「はじめまして」と、初めて聴いてくださっている方もたくさんいると思うんです。一方で、歌うときにどこか慣れてしまっているところやありきたりになっているところがあったとして、やはり初めて歌ったときの感動を常に持ち続けることがすごく大事だと思ったんですね。

というのも、森下洋子さんという尊敬するバレエの先生がいて、先生の踊りを見るとすごく泣けるんです。なぜなら、技術がすごいだけじゃなくて、先生は初めて踊った時の少女のような感動を忘れていないから。だから、私もそういうふうに、いつでも「はじめまして」の気持ちを持って生活したいなと。

そう思うと、わたしたちの生活には、実にたくさんの「はじめまして」があふれているんです。目が覚めた時に「ありがとう」と思うのと、「また今日が来たのか……」と思うのとでは、全然違う日になる。そういったことを伝えたかったのと、あとは槇原敬之さんの曲があったからですね。

ーーということは、アルバムタイトルをつけるよりも先に、槇原さんのタイトル曲「はじめまして」があったんですね。

そうです。

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最終更新:9/11(水) 20:50
ananweb

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