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ギャラクシー・フォールド5G、屋外型スマートスピーカー「ソノス・ムーブ」など、注目を集める新製品をチェック。国際家電見本市をリポート

9/11(水) 11:54配信

朝日新聞デジタル&[アンド]

スマートスピーカー、依然好調

家電見本市「IFA2019 国際コンシューマ・エレクトロニクス展」が9月4日、ベルリンのメッセ会場で報道関係者に公開された。注目の展示をフォトストーリーでリポートする。

このイベントの起源は1924年に開催された「第1回大ドイツ放送展」にさかのぼる。1930年には、当時51歳の物理学者アルバート・アインシュタインが開会スピーチを行っている。現在の略称IFAは第2次大戦後の名称であるInternationale Funkausstellung(ドイツ放送展)に由来する。2005年からは毎年開催されている。

主催者発表による2018年度の出展者数は1814を数え、ビジターは24万5千人、そして会期中の取引額はおよそ47億ユーロ(およそ6200億円)に及んだ。

総展示面積約16万平方mは、同様の家電見本市である米ラスベガスCES(約23万平方m)と、スペイン・バルセロナMWC(約12万平方m)の中間ぐらいの規模である。

開会式のプレゼンテーションによると、2019年の家電市場は、中国を含む各地がいずれもマイナス。唯一中国を除くアジア市場のみが3%プラスと予測されている。家電全体の価格も下落傾向だ。背景には、米中貿易摩擦や中国の景気減速がある。ただしテレビは、依然大きなスクリーン・サイズのものが選ばれる傾向にあり、2019年は世界で50~59インチの市場割合が、前年の29%から35%へと大きく飛躍するとみられている。

もうひとつ伸びが顕著なのは、スマートスピーカーだ。2019年の世界マーケットは、前年比53%増の8130万台に達するとみられている。

サムスン新製品はポルシェに匹敵する優越感が得られる?

今年はIFA史上初めて、特定の国・地域の展示が「IFA NEXTグローバル・イノベーション・パートナー」としてハイライトされた。第1回のパートナー国は日本である。そのため、経済産業省のブースには、AIやIoTテクノロジーに関連するスタートアップ企業20社が出展した。

一方、報道公開日の会場で最も注目を浴びていたブランドのひとつは、大パビリオンを1館借り切ったサムスンである。筆者は事前登録をしていなかったこともあって、サムスンのプレゼンテーションに入場するまで1時間半の待ち時間を要した。

同社最大のトピックといえば、「ギャラクシー・フォールド5G」である。かねて関心と不具合の双方で話題を振りまいた折り畳み式スマートフォンを、次世代通信規格「5G」に対応させたものだ。開いたときの画面のサイズは7.3インチである。韓国では発表翌日の9月6日に発売され、追って9月18日には、フランス、ドイツ、イギリス、シンガポールでも販売開始される。

今回IFA主催者も認めるとおり、5G通信の対応の市販製品がIFAで本格的に展示されるのは来年2020年以降になりそうだが、それだけに他社に先駆けて出展された「ギャラクシー・フォールド5G」は関心を呼んだ。

会場では、プレスデイにもかかわらず実機に触れられるまでの順番待ちで30分近くを要した。iPhone Xs Maxより重い276gというウェートは、手にずっしりとくる。

気になるちょうつがい部分、本でいうところの「のど」に近い部分や画面は、想像していたほど華奢ではなく、しっかりしており、両面間のスワイプも全くストレスなく行えた。

あとの評価は、日常で情け容赦なくヘビーユースするユーザーに委ねられることになる。この製品を、人混みや電車の中で開いてみせるのは、ポルシェのオーナーが可変リアスポイラーを後続車に見せるのに匹敵するエクスタシーであろう。ただし、それに必要なプライスは1900ポンド( 約25万円:サムスンUK)である。

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最終更新:9/11(水) 11:57
朝日新聞デジタル&[アンド]

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