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【ブルーシートと職人が足りない】台風15号被害、南房総市のいち住民が感じたこと(9/8~11)

9/11(水) 20:21配信

FINDERS

気象庁をして「関東上陸では最強クラス」と言わしめた台風15号。千葉県南部を中心に甚大な被害が生じており、今も停電や断水などで多くの人が苦しんでいる。現在何が起こっているのか、何か自分にできることはないかと思いネットやSNSで検索をかけても、断片的な情報しか見当たらず全体像が掴めないため、不安でもどかしい気持ちになる。

そんな中でFacebookを覗いていると、以前FINDERSで取材をさせていただいた永森昌志さんが被害に遭ったという投稿があった。永森さんは新宿でシェアオフィス「HAPON」を運営する傍ら、生活の拠点を南房総市に移し、築300年の古民家をリノベーションしたシェアスペース「ヤマナハウス」の運営にも携わっており、6月には編集部一同でヤマナハウスにお邪魔したばかりだった。

この記事もまた、無数にある「断片的な情報」のひとつに過ぎないだろうし、被害に遭った方がいまこの瞬間に役立つものではないだろうが、自分と同じように情報不足でもどかしく思っている人、現地に救援物資を届けたり、ボランティアに向かおうとしている人、そして「今後の備え」の参考になればと思い、永森さんの体験談をお届けする。

台風当日から3日間、何をしていたか

台風が上陸した9月8日深夜、南房総市の山間部にある平群町(へぐりまち)の自宅にいた永森さんはこの時点で停電に遭遇。「ずっと地震が続いているような揺れで、停電した真っ暗な中で近隣の人と『朝まで様子を見よう』とLINEで連絡を取り合っていました。半日ぐらいは基地局が生きていたようで、スマホに電波が入ったんです。眠ってしまうと危ない目に遭うんじゃないかと不安で、朝までずっと起きていました」と語る。

翌日9日の朝、自宅から車を出そうとしたところ倒木が道を塞いでいたため、近所の人と協力してチェーンソーで分解しながら除去した。

寝不足かつ残暑が厳しい中での作業だったこともあり、熱中症気味になってしまった永森さんはそのまま自宅で休息を取った。

翌10日は車を出して館山や岩井などに向かったところ、SNSでも多数写真が流れている建物被害を目撃。

すでに自宅周辺ではスマホの電波が届かなくなっていたため、電波が入る場所を探しながら仲間と連絡を取り、ヤマナハウスの様子を見に行った。

「ヤマナハウスは築300年とはいえしっかりとした作りだったので、建物自体は大丈夫でした。ただ最近建てた倉庫の扉が飛んだり、玄関付近の床板が飛んだり、ホコリや雑草、ゴミなどで中はグチャグチャになってしまいました。ただ近くに仲間が住んでいることもあり、最低限の復旧はできると思います」(永森さん)

そして本日11日、未だ停電とスマホの電波が届かない状態が続いており、永森さんは電波が入る場所を求めて車で木更津駅付近に移動し、スマホなどの充電と各所への連絡を行い、17時ごろにSkypeでインタビューに応じていただいた。

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最終更新:9/11(水) 22:50
FINDERS

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