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アルピナの魅力は希少性&個性! AMGより断然面白い!?(D5 S試乗記)

9/11(水) 21:12配信

GQ JAPAN

BMW「5シリーズ」のディーゼル・モデルをもとに、アルピナがチューニングを施した「D5 S」に小川フミオが試乗した。アルピナらしさとは?

【写真を見る】アルピナらしさ満載の豪華なインテリアと魅力的な走行性能とは?

ハイパフォーマンス・ディーゼル

アルピナとBMW Mの違いについて、輸入元のニコルオートモビルズの広報担当者に訊くと「アルピナは、快適なツーリング・カーを目指し開発されています」と述べた。

たしかに試乗した「D5 S」は、乗り心地がよく、静かで、その気になれば速い、というアルピナ車の特徴がほどよくバランスした大人っぽいモデルだった。

もとになっているのは、BMWの「530d xDrive」で、そこに「540d xDrive」と基本的には共通の3.0リッター直列6気筒ディーゼル・エンジンを載せている。

日本では540d xDriveが販売されていないので、おなじエンジンを搭載する740d xDriveの3.0リッター直列6気筒ディーゼル・エンジンと比較すると、740dの最高出力が235kW(320ps)であるのに対しD5 Sの出力は240kW(326ps)に、最大トルクは680Nmに対し700Nmに向上している。

D5 Sは、バランス感覚に優れたモデルだった。トルク、回転マナー、ハンドリングなど、どこかが突出していない。もとになっているBMW 5シリーズの美点もおなじくバランスの良さである。優れた部分を、チューニングによってさらにうまく伸ばしているのだ。

徹底したバランス感覚

BMWの直列6気筒ディーゼル・エンジン搭載モデルには、海外で乗った経験を有するが、そのときはバランスのよさに感心した。

D5 Sも、おなじくパワー、レスポンス、静粛性などあらゆる面において優れていた。なお、車名に含まれる「S」は「(搭載エンジンの)最高性能版」を、意味するという。

バランスのよさこそ、アルピナが最重要視するポイントであるのは先ほど述べた通り。どれほどこだわるのか? というと、ピストンの重量を1本ずつ、またシリンダー容積を1本ずつ計測し、エンジンを組み立てていくのはよく知られた話だ。また、タイヤとホイールを単一銘柄(ミシュラン)の単一径(20インチ)に統一し、足まわりの設定にブレが出ないようにもしている。

さらにエンジン制御技術は、燃料噴射のマッピングを独自に書き換え、パフォーマンスと燃費を同時に追究したという。熟練工によってバランスどりされたピストンなどと合わせ、アルピナ独自のフィーリングを目指しているのだ。

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最終更新:9/11(水) 21:12
GQ JAPAN

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