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プロになるには1万時間を…「入社5年」で価値が上がるワケ

9/11(水) 10:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

本記事では、『正しく評価してくれないこの会社に限界を感じたとき読む本』(ぱる出版)より一部を抜粋し、サラリーマンが職場や転職市場で自分を上手くアピールし、評価を上げる方法をレクチャーします。今回は、サラリーマンのキャリアアップのための「スキルアップ」テクニック等について解説します。

キャリアやスキルの「分散投資」はやめよう

どんなに優秀なマネージャーやベテラン社員であっても誰もが最初からトッププレーヤーだったわけではありません。当然、下積み時代を過ごした結果として現在のポジションにいるのです。

「石の上にも三年」という言葉があるように、プロになるには1万時間かかると言われます。一般的な企業で考えると、8時間勤務×250営業日×5年=10,000時間になります。

実際に入社5年目の社員は中堅社員と呼ばれ、業務の中核を担っています。この5年は、あくまでも目安です。業務量が多い場合や個人で仕事に関する勉強等をしている場合は、5年より早く一人前になることもあります。

転職市場でも、3~5年目の社員で同じ業界・業種であれば経験者としてより良い待遇で迎えられる可能性が高いのが現状です。

まずは、「特定の領域」で1万時間を消費することを考えましょう。さまざまなことに手を出すと、キャリアやスキルの分散投資になってしまいます。これは、非常に効率の悪い投資です。

たとえば、5年間で英語をしっかりと学びビジネスで英語を使えるレベルになったAさんと、5年間で英語、中国語、フランス語を初級程度使えるようになったBさんのどちらのほうのマーケットバリューが高いでしょうか? 明らかに英語をビジネスレベルで使えるAさんです。

時間の使い方ひとつでマーケットでのあなたの価値は大きく変わるのです。

まず投資すべきは「自分の仕事に直結する」スキル

ビジネスマンは、つねに多忙です。仕事、家庭、つきあいなど時間がいくらあっても足りません。「貴重な時間を何に投資して何に投資しないのか?」を見極め、選択と集中をすることが非常に重要です。

自分のキャリアに不安を持った方が、とりあえず英語や簿記に手を出したとしても、英語を使った仕事をやらない場合や経理に関する仕事をしない場合は、せっかく身に付けた知識も宝の持ち腐れになってしまいます。

まず投資すべきなのは、自分の仕事に直結するスキルです。営業であれば、コミュニケーションやプレゼンテーションスキルを磨くのも良い選択肢でしょう。もしくは、営業に必要な専門知識を学ぶことも売上を伸ばす大きな武器となります。

学んだスキルを使い込むことで、学んだ知識があなたの本当のスキルとなり体に染みついてきます。

しかし、座学知識だけで1万時間を達成するのは、至難の業です。それでは、業務と関連したスキルの場合はどうでしょう? OJT(on the jobtraining)により、職場で働きながら経験値を効率よく積むことで1万時間の領域に素早く到達することが可能です。

また取得できる経験値は、一つだけとは限りません。たとえば、英語でプレゼンテーションスキルのトレーニングをすることでそれぞれの経験値を同時に得ることができます。

このように必要な経験値を早く学ぶことにより、仕事の効率も上がり、空いた時間で更に学ぶことができる非常に良い循環を生むことができます。私の知る限り、成功している方の多くは早い段階でこの事実に気がつき、意図的にこの好循環の波に乗り成長を加速させています。

今、あなたがキャリアアップのために学ぼうとしているスキルは、現在の仕事にすぐに活かせるスキルですか? もしそうでないなら、仕事に関連するスキルに変更することをお勧めします。もしくは、スキルを身に付けるためのポジションに異動することを考えましょう。

知識のインプットと実践でのアウトプットを何度も繰り返すことです。それが自分自身のビジネスパーソンとしての戦闘力とマーケットバリューを高める近道になります。

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最終更新:9/11(水) 10:00
幻冬舎ゴールドオンライン

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