ここから本文です

韓国・文在寅が「画餅外交」で、北朝鮮に「手下扱い」され続けるワケ

9/11(水) 7:01配信

現代ビジネス

朝鮮日報が批判した「文在寅発言」

 韓国が日本と軍事機密を共有するための協定、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA、ジーソミア)の破棄を決め、日韓関係は過去最悪の状況だ。

【現場はパニック!】日本人は知らない、いま韓国でほんとうに起きていること…

 これに先立つ8月5日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、日本政府による韓国への輸出管理強化を批判する中で「北朝鮮との経済協力で平和経済が実現すれば、一気に日本の優位に追い付くことができる」と発言したことに驚いた人も少なくないはずだ。

 元々、歴代韓国大統領の中でも北朝鮮融和派として知られる文在寅大統領だが、今回の発言は自国でもかなり評判が悪い。

 韓国で購読者数最大の新聞「朝鮮日報」は発言翌日の社説で「低賃金労働力の利用以外に何ができるのか。そんな国と経済協力して世界最高の技術大国に一気に追い付くとはどんな魔法か」と批判した。

文在寅大統領が唱える「南北平和経済」

 以前から、南北融和による「平和経済」の実現を唱える文在寅大統領だが、韓国で日本の敗戦により植民地支配から解放された日として祝われる8月15日の「光復節」の大統領演説でも8月5日と同様のことを話している。

 この演説では「南と北の力を合わせるのならば、各自の体制を維持しながらも8000万人の単一市場を作っていける。朝鮮半島が統一までするのならば世界経済第6位圏になるとの展望がある」と言及。

 そしてさらに踏み込んで「遅くとも2045年の光復100周年には、平和と統一で一つになった国へと世界の中でそびえ立てるよう、その基盤をしっかりと整えていくことを約束する」と南北統一の夢まで語っている。

 演説内で文在寅大統領は国際通貨基金(IMF)のデータをたびたび口にしており、世界経済第6位というのもどうやらIMFが発表する各国の名目の国内総生産(GDP)を指していると思われる。ちなみに最新の同データでは日本が第3位、韓国が第12位。

 そもそもが南北合わせて第6位になると言っているのだから、第3位の日本の後ろ姿を捉えたとしても8月5日演説の「一気に追い付く」は明らかに言い過ぎだ。

 文在寅大統領自身もそのことは承知なのかもしれないが、対立が激化する日本を相手に弱腰を見せるわけにはいかず、よりこぶしを大きく振り上げたかったのだろう。

1/4ページ

最終更新:9/11(水) 8:35
現代ビジネス

記事提供社からのご案内(外部サイト)

「現代ビジネスプレミアム」

講談社『現代ビジネス』

月額1000円(税抜)

現代ビジネスプレミアムは「現代ビジネス」の有料会員サービスです。2万本以上の有料記事が読み放題!会員だけの特別記事も配信。豪華ゲストによるセミナーも開催中。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事