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北朝鮮製新型ミサイルの画期的性能は日本の防衛に何をもたらすのか?

9/11(水) 8:33配信

HARBOR BUSINESS Online

 前回、北朝鮮(D.P.R.K.)による新型SRBM、NATOコードKN-23の実験によって見えてきた、KN-23の五つの特徴とそれが日本にもたらす影響について概説しました。

⇒【画像】合衆国原子力規制委員会(NRC)は、現存の商用大型原子炉へ航空機が突入した場合を想定した報告を公開している。

 今回具体的に、それらが何をもたらすかについて解説します。

1:西日本を射程に納める

 短距離弾道弾(SRBM)は、おおむね射程1000km以内のものを指してきましたが、中距離核戦力全廃条約(INF全廃条約)によって中距離核戦力(INF)は、「射程500~5,500km以上の核・通常弾頭を搭載する地上配備の弾道ミサイルおよび巡航ミサイル」とされたため、米ソ両国において以後、SRBMは500km以下の射程とされてきました。

 ロシアのSRBM、9K720(イスカンデル)は、本来700km程度の射程で設計され、INF全廃条約準拠のために射程500km以下にデチューン(性能を下げる処理)されていると考えられています*。また同様に、INF全廃条約による嫌疑をかけられないように、米露両陣営でSRBMの核兵器搭載能力をデチューンによって省いてきました。
<*ロシア、カリーニングラードに弾道ミサイル NATO諸国反発2016年10月09日 AFP:”リトアニアのリナス・リンケビチュス(Linas Linkevicius)外相は8日、 ~中略~イスカンデルは改良されて最大射程が700キロに延び、カリーニングラードからドイツの首都ベルリン(Berlin)が射程内に入る。同外相は、ロシアは今回の配備によって西側諸国に譲歩を迫る意図があるとの見方を示した”(記事抜粋)。また、自民党および日本政府に強い影響を及ぼしてきているとされる合衆国のCSIS(戦略国際問題研究所)は、KN-23の射程を690kmとし、射程700kmまでの性能を持つ可能性に言及している。(参照:KN-23 | Missile Threat)

 このような兵器の意図的なデチューンは、日本や韓国で多く見られており、戦闘機から爆装を外したり、兵器の射程を大幅に切り詰めたりしています。

 7月25日のKN-23試射では、600kmの飛距離が確認されています。このことは、イスカンデル系SRBMが本来500kmを超える射程を持つことを明確に示したことになります。この現在確認された600kmと言う射程は、元山の南部から島根県と山口県の一部を、金剛山近くに射点をおくと長崎県、佐賀県、福岡県、山口県、広島県、島根県を圏内に含みます。

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最終更新:9/11(水) 8:33
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